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このチベット活動家マウラ・モイナハン女史へのロングインタヴューの最大の主旨は、中国共産党がチベットを軍事的に支配し、数多くのダムを建設することで、インダス川、メコン川、チャオプラヤ川、などの大河の水資源を武器にしているということである。現在紛争中のインドを除いて、パキスタンやタイ、ラオスやカンボジアなどの国々は、一帯一路に取り込まれ、中国共産党政府を恐れて何も言えないらしい。
国際政治の世界で、水資源は、大きな戦略物資になると言われて久しいが、このアジアの状況はすでに手遅れだ、と長年訴え続けてきたマウラ女史は言う。このところ、ウィグルの人権侵害にスポットが当たってるが、チベット問題は、こういう超重要なアジアの水資源問題を含んでいるわけだ。中国共産党は、まさに他人の不幸の上に自らの幸福を築こうとする。これが正義であるはずはない。この開発(ダム建設等)に関わった欧米企業も多い。ジャーナリズムもわざと無視してきたようだ。マウラ女史の忸怩たる思いを強く感じるインタヴューであった。
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