2020年9月19日土曜日

カイラス山の中共軍事化

https://www.chinatrip.jp/lasa/citytour/xz27/
我が家の今日朝一番の話題は、カイラス山が軍事化されているという事だった。カイラス山というのは、チペットにあるチベット密教やヒンドゥー教、仏教やジャイナ教徒の聖地で、まさに聖なる山にふさわしい威容を誇る我が夫婦憧れの地でもある。同時にここは、アジアを流れる大河の源流地域にある。そこに中国の軍事基地とは。なんともおぞましい話ではないか。このニュース・ソースは、妻が発見した以下のYouTubeである。 https://www.youtube.com/watch?v=8WbJmRq-Mic  

このチベット活動家マウラ・モイナハン女史へのロングインタヴューの最大の主旨は、中国共産党がチベットを軍事的に支配し、数多くのダムを建設することで、インダス川、メコン川、チャオプラヤ川、などの大河の水資源を武器にしているということである。現在紛争中のインドを除いて、パキスタンやタイ、ラオスやカンボジアなどの国々は、一帯一路に取り込まれ、中国共産党政府を恐れて何も言えないらしい。

国際政治の世界で、水資源は、大きな戦略物資になると言われて久しいが、このアジアの状況はすでに手遅れだ、と長年訴え続けてきたマウラ女史は言う。このところ、ウィグルの人権侵害にスポットが当たってるが、チベット問題は、こういう超重要なアジアの水資源問題を含んでいるわけだ。中国共産党は、まさに他人の不幸の上に自らの幸福を築こうとする。これが正義であるはずはない。この開発(ダム建設等)に関わった欧米企業も多い。ジャーナリズムもわざと無視してきたようだ。マウラ女史の忸怩たる思いを強く感じるインタヴューであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿