我が家にはTVがない。まあ、あまり困らないのだが、たまにはTVを見たいと思う。K医院に行くといつもNHKがかかっている。先日も用事があって待合室にいたら「ドキュメント27時間 東京隅田川 花火のない静かな夏に」という番組が流れていた。何気なく見ていたのだが、ちょっと心に刺さったのだ。妻を亡くした年配のおじさんが、「もっともっといっぱい優しくしてあげればよかった。」と絞り出すような声で言うのだ。
https://www.bilibili.com/video/av457150116/
すぐに呼び出されて用事が済んだので、私の見た時間はほんの少し。だが、このおじさんの言葉は、刺さったのだ。妻には、実に世話になってきた。いつも感謝している。だが、もし妻に何かあれば、私はこのおじさんのように彷徨うだろう。そんな気がした。
…以来、妻には、もっともっと優しくしてあげようと思っている。とはいえ、毎日怒られているし、ゴミも捨てにいくし、それなりに十分優しいのだが…。いや、もっと、もっと。
0 件のコメント:
コメントを投稿