今日職員住宅の前の蒼い石垣が、台風や先日の豪雨の影響で崩れ落ちた。昨朝それに気づいたのだが、前の畑のご主人が、さっそく小道の土砂を片付けておられた。帰宅は21時過ぎだったので、わからなかったけれど、今朝見ると見事に修復されていた。修復された蒼い石垣は、そこだけ土色になっているが、一雨来れば、元の色に戻るだろう。
蒼い石垣は、佐田岬半島の生業が生み出した美である。崩れたのを始めてみたが、長い年月の間に、こうして何度も修復されてきたはずだ。しかし、たった一日で修復されるとは思ってもみなかった。ちょっと感慨無量である。
ここ佐田岬半島には、独特の時間の流れがあるような気がする。あれほど鳴いていたホトトギスもウグイスもいなくなり、今はキジバトが巣をつくっている。蝉の声も次々変化し、少し静かになった。そしてトンボが多くなった。秋の空から、以前とは違う優しい陽射しが降り注いでいる。
2020年9月15日火曜日
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