2019年11月5日火曜日

大洲で「おはなはん」に出会う

大洲 おはなはん通り
文化祭の代休で、昨日の文化の日と合わせて3連休である。今日も松山行きが予定されていたのだが、結局キャンセルして、大洲に行くことにした。これまで何度も大洲には行っているが、家具や寝具などを買いに行くためで、観光はしていない。今日は純粋に観光しようということになったのだ。大洲は、伊予の小京都と呼ばれる観光の街でもあるのだ。

「街の駅」の駐車場に車を停めて、地図を片手に散策に向かった。すぐ近くに、昔々の連続TVドラマ「おはなはん」のロケ地となった古い町並み=おはなはん通りがある。「おはなはん」を私は昔々見ていたという記憶がある。昭和41年というから、私は8歳=小学3年生だと思う。まだ我が家は白黒TVだった。ヒロインは、樫山文江。彼女の父親である樫山欽四郎は、ヘーゲルの研究者で氏の「哲学概説」を私はテキストとして学ぶことになった。最初の授業で、教授にテキストの著者がおはなはんの父親であることを教えてもらい、なぜか非常に感激した思い出がある。(笑)ドラマ上でも、おはなはんの出身地とされているのが、この大洲なのである。(ちなみに街の駅の12時の時報も「おはなはん」のテーマ曲だった。イイネ!)

その後、さらに近くの「思ひ出倉庫」に向かった。ここはポコペン横丁という昭和をテーマにしたレトロな空間である。ポコペン横丁は日曜日のみ開催で今日は閉まっていたが、メインとなる「思ひ出倉庫」は開館していた。昭和30年代をテーマにした小博物館なのだが、私たち夫婦のような30年代生まれにはなかなか懐かしく素晴らしい展示だった。ダッコちゃんやカルピスの看板やオリエンタルカレーの人形…。何枚写真を撮っただろう。(笑)
最後に訪れたのは、おおず赤煉瓦館。元大洲商業銀行の跡である。煉瓦造りだが屋根は瓦葺きという和洋折衷の建築が面白い。大洲は、最初は川の水運で栄え、さらに製糸業で栄え、このような銀行が設立されていたという。
この一番上のポストのある作品を購入 http://tyajima-nikki.seesaa.net/article/171680611.html
私はここで地元の作家(内子町を拠点にしている山田きよ氏)の「版画」を気に入って購入した。(1500円/額なし)版画の持ち帰り用の筒も用意されていて、感激したのであった。観光の街としての大洲、多くの観光施設といい、よくできた観光地図といい、観光客用の無料の駐車場の多さといい、ホント頑張っているよなあと感心した次第。

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