大洲 おはなはん通り |
「街の駅」の駐車場に車を停めて、地図を片手に散策に向かった。すぐ近くに、昔々の連続TVドラマ「おはなはん」のロケ地となった古い町並み=おはなはん通りがある。「おはなはん」を私は昔々見ていたという記憶がある。昭和41年というから、私は8歳=小学3年生だと思う。まだ我が家は白黒TVだった。ヒロインは、樫山文江。彼女の父親である樫山欽四郎は、ヘーゲルの研究者で氏の「哲学概説」を私はテキストとして学ぶことになった。最初の授業で、教授にテキストの著者がおはなはんの父親であることを教えてもらい、なぜか非常に感激した思い出がある。(笑)ドラマ上でも、おはなはんの出身地とされているのが、この大洲なのである。(ちなみに街の駅の12時の時報も「おはなはん」のテーマ曲だった。イイネ!)
その後、さらに近くの「思ひ出倉庫」に向かった。ここはポコペン横丁という昭和をテーマにしたレトロな空間である。ポコペン横丁は日曜日のみ開催で今日は閉まっていたが、メインとなる「思ひ出倉庫」は開館していた。昭和30年代をテーマにした小博物館なのだが、私たち夫婦のような30年代生まれにはなかなか懐かしく素晴らしい展示だった。ダッコちゃんやカルピスの看板やオリエンタルカレーの人形…。何枚写真を撮っただろう。(笑)
最後に訪れたのは、おおず赤煉瓦館。元大洲商業銀行の跡である。煉瓦造りだが屋根は瓦葺きという和洋折衷の建築が面白い。大洲は、最初は川の水運で栄え、さらに製糸業で栄え、このような銀行が設立されていたという。
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