未咲輝塾でも倫理の講義をすることになった。センター試験を倫理政経で受験する生徒がいるからである。三崎高校では3年で倫理を学ぶので、まだ近代西洋哲学史までいってないらしい。教科書を見せてもらったら、最後の2章に、近代・現代の西洋哲学史が来ていた。一神教はすでに習っているという。教科担当のH先生にご報告すると、「是非ともよろしくお願いします。」と言われたので、これ幸いと、慌ててオリジナルテキストをつくることにした。昔使っていたB4判のプリントをA4に直すか、それともPBTで使っていたA4判の特別講義・西洋哲学史をベースにするか迷ったが、後者にした。PBTのテキストは、日本に留学する学生のために教養課程で「哲学」をとってもまあ大丈夫だろうくらいのテキストである。(笑)別に受験用ではないので、センター対応に再構成する必要があったのだ。
たとえば、ベーコンの4つのイドラ論などはPBTのテキストではぶっ飛ばした。ヘーゲルの理性の狡知や人倫もぶっ飛ばしている。フランクフルト学派やウィトゲンシュタイン、ベルグソン、ロールズ、それにプラグマティズム…。しかもセンター試験では、各哲学者の主著も必須なのだが、ほぼぶっ飛ばしてある。これらを3日間かけて補足したのである。
政経に続いて倫理も講義することになって、正直なところ無茶苦茶喜んでいる私である。
2019年11月15日金曜日
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