2019年11月14日木曜日

文・トランプどちらが先か?

http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im7785660
久しぶりに、国際関係のニュースを元に考えていることをエントリーしたい。隣国の大統領は、外交政策・経済政策の失敗で窮地に追い込まれている。一方、米国大統領閣下もウクライナ疑惑で弾劾の可能性が強まってきた。さてさてどうなるのやら、という話である。

まずは隣国である。この左翼政権は、理解不能である。私は以前、隣国を理解するポイントとして、「儒家のカインコンプレックス」という命題を掲げた。儒家とはあの孔子の儒家である。孟子、荀子、朱子とその流れは続いているけれど、同じ東アジアの儒教圏とはいえ、重視するところは、中・韓と日本では違う。日本では、なんといっても仁であり義である。思いやりや責任感、嘘をつかない、約束を守るなどの徳目を重視する。しかし、礼はあまり重視しない。私は教師だが、生徒とともに掃除する。しかし両国ではありえない。立場を絶対視する。さて、中国で生まれた儒家は朝鮮半島経由で日本にやってきた。故に、文化面では、中国が親、朝鮮半島が兄、日本が弟になる。ところが併合の歴史を見ると、弟が兄を併合したわけである。これにまつわる「恨」が歴史問題というやっかいなカインコンプレックスになっているという分析だ。カインコンプレックスは、ユング心理学の用語、旧約聖書のカインとアベルの逸話を元にした兄弟間のコンプレックスである。隣国は、日本より上なのだという儒家の礼の絶対視から始まるコンプレックス…。これまでは、経済力の差が大きかったが、一人当たりのGDPが接近し、隣国はこのカインコンプレックス=恨をむき出しにしてきた。それが例の徴用工と呼ばれるかなり怪しい話の補償問題である。国際法=条約は憲法より重視されなければならないのは国際的な常識であるが、最高裁判決を行政が抑えられないという理屈で牙をむいてきたのである。以来、様々な日本人を激怒させる発言や行動を隣国はとってきた。日本人は、嘘をついたり、約束を破ることを最大の悪徳と見なす。(旧)ホワイト国からの除外は、日本製の戦略物資の隣国の不明な点を正そうとしたのに対して明白な解答がなかったゆえの措置だ。隣国は感情的に、政府もマスコミも報復と捉えている。何度言っても、自分の都合にいいようにしか捉えない、稚拙な反応である。今回のGSOMIA破棄も、日本の責任にされている。反日というゼロ記号(デリダの哲学用語)で、不買運動などで攻め立てたものの、効果もなく、経済がさらに悪化している。日本人はもう隣国と関わりたくないのだ。大統領の支持率は下がる一方で、大規模デモが繰り返されており、軍部のクーデターの可能性も高まっているとか。
https://www.rollingstone.com/politics/politics-features/the-madness-of-donald-trump-197853/
一方、米国の大統領閣下もその稚拙さから、ウクライナに対し選挙対策を軍事支援をちらつかせて脅したようだ。こういう電話は関係者が聞いていることを閣下は知らなかったらしい。ウォーターゲート事件でもそうだが、こういう権力維持のための不正をアメリカ人は嫌う。フェアではないが口癖の閣下こそがフェアではないし、国益と利己心の境目もなさそうだ。アメリカ1stは結局自分1stである。
そもそもまともな判断ができないのではないかと、側近が苦悩し、暴露本が書かれ、心理学者が論文を出すような大統領閣下である。内部告発者の名前を娘婿が犯罪行為であるにもかかわらずバラし話題になっている。強気の閣下もついに涙目になっているらしい。まあ、早くご退場願いたいと思っているのは私だけではないと思う。

怖いのは、レイムダックとなっても、権力者は権力者である。特に隣国の場合、歴代大統領は刑務所に送られている。この事実がそもそも理解不能なのだが、何をするかわからないところが恐ろしいと私などは思う。米国の場合も隣国以上に世界に与える影響が大きい。
…さてどちらが先に弾劾もしくは失脚するのだろうか?あるいはしぶとく任期を全うするのだろうか?現代のポピュリストの2人は、マキャベリストとなっていくのだろうか。

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