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教職員住宅の2Fに住む私も、玄関を出てよく空を見る。青く澄み切った日もあれば、曇天の日もあるが、いつも気になっていることがある。それは、前の竹林にある鳥の巣だ。
名も知らぬ渡り鳥が来て、巣を作り、縦横に飛び回っている。早すぎて何度かカメラを向けたが撮影は全く持って無理であった。(笑)幼鳥が巣にいるようで、けたたましく鳴いている時がある。妻の観察によれば、親鳥が餌を与えている時だという。たしかに親鳥が飛び立つと、ピタッと静かになる。親鳥がいない時に鳴いていると、ハヤブサやトンビなどの猛禽類やカラスに居場所を教えているようなものだからだ。面白いのは、親鳥が飛び立っていないのに、ピタッと静かになる時もある。たいてい、上空に猛禽類がグライダーのように風に乗って円弧を描いていたりするのだ。自然界のこんな普通の姿を真近に見たのは、恥ずかしながら初めてである。
ここにいくつもの鳥の巣がある |
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