2019年11月3日日曜日

三崎高校文化祭 ’2019

三崎高校の文化祭当日である。全校生徒が90名にも満たない学校で、どのような文化祭が行われるのか、私は実に興味深かった。(大阪の学校で言えば、たったの2クラス強である。)まず言えることは、生徒が一人何役もこなして文化祭を成功させているということである。各学年別の合唱コンクール、これは全員だけれど、この他に吹奏楽部、家庭科部、生徒会、太鼓、ダンス、模擬店など一人何役もやっている生徒ばかりだ。

午前中体育館で。開会式の後、地元の方の指導の下、迫力の太鼓の演奏から始まった。さらに吹奏楽部の演奏、砥部から来ていただいた中学校の音楽の先生のサックス演奏と、三崎高校の音楽の先生や生徒とのセッションも素晴らしかった。そしていよいよ各学年の合唱コンクール。これは、このところあちこちから歌声が聞こえていたので私も楽しみにしていた。ピアノも生徒が演奏していた。皆上手くて、たいしたものである。
11時から2時までは、PTAの皆さんの協力も得て模擬店(焼きソバやカレーなど)と生徒の模擬店、石焼窯のピザなどというのもあって、これまた大したものだった。
この時間を利用して、私も未咲輝塾の文化祭の取り組みとして、おにぎりアクションを実施した。(大洲のリサイクルショップで見つけたディズニーのキャラクターの)グーフィの帽子を被り、カメラマンベストに身を包んで、ボール紙で作ったオニギリ(リキテックスで彩色してある)を持ってもらって写真を撮りまくったのだった。約60枚。生徒、先生方、PTA、地元の方…。塾長のN先生はオニギリの被り物を用意していて、これもまたウケていた。(笑い)これで、アジア・アフリカの子供たちの給食へ1万円分ほど募金ができたわけだ。ベルギーのワロン人、ロシア人の方とも友達になって、写真に納まってもらった。(彼らはミカン収穫のボランティアでこちらに来たらしい。)
14:00以降は、生徒会主催のイベントがあって、生徒だけでなく、先生方もたくさん出演していた。いいなあ。昔の商業高校時代の職員劇やティーチャーズ(バンド:パープルタウンなどを演奏した。)を思い出す。さらに、愛媛大学のダンス部が友情出演。生徒ともセッションしてくれて、それはそれは素晴らしいパフォーマンスだった。途中、みさこう体操もあって、高齢者の方もやっていたのが微笑ましい。アイルランドに留学した生徒の報告会もよかった。三崎高校は実に頑張っているという実感をさらに強くした。その後いよいよ合唱コンクールの結果発表である。今年は2年生が優勝。ただし、大阪のH高校のような大はしゃぎはない。これは国土世間なのだろう。

というわけで、超小規模校の三崎高校の文化祭は、これまでの経験の積み重ねの中で、良いもの成功したものを積み重ねてきたように感じた。その成果が十分発揮されていると思う。閉会式では、生徒全員の想いを書き込んだ寄せ書きが残った。きっと生徒会のアイデアなのだろう。小規模校のデメリットをメリットに換えている姿をここに見た気がする。

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