アメリカの分断はかなり深刻だ。白人至上主義者の極右勢力と暴力的対立を辞さない極左勢力の「アンティファ」(アンチファシズムの意であるらしい。)が台頭している。毒には毒をもって制すという考えが。「良識派」のメディアにあるそうで、ワシントンの白人至上主義者のデモなども中止に追い込んだことなどを良しとしている。欧米の民主主義の根底にあるロックの抵抗権に準じた考え方で、日本人には理解しがたいかもしれないが、暴力と民主主義は無縁ではない。
https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2018/08/post-39_3.php
一方、政権側に立つ「Qアノン」というグループが登場している。Qという匿名の人物の陰謀論を信じる人々を指すようだ。4チャンネル(日本の2チャンネルに相当)で、これまでのグルーバル化を推進してきた既得権益層を悪と断じ、現大統領をそれに立ち向かう正義のヒーローとする陰謀論を展開している。当然ながら陰謀論なので、確かな証拠はないようだが、政権と繋がっていそうな実証はあるそうだ。しかしながら、かなりオカルト的ではある。政権側は、Qアノンたちが大統領の集会にそれとわかるTシャツなどを着て参加することを迷惑に感じているらしい。
https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2018/08/qanon_2.php
…暴力的極左も危険だが、陰謀論は、もっと危険だ。政治家を正義だと決めつけることも危険だ。まして、冷静に見ておかしいと感じるような人間ならなおさらである。
…アメリカのまるで生体実験のような分断の様子は、これからも目を話せない。
2018年9月22日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿