2018年9月15日土曜日

アイアンモスクへ行ってきた。

アイアンモスクは、正式にはチュアンク・ミザン・ザイナル・アビディン・モスクという長い名前(13代国王の名前らしい)である。ちなみにピンクモスクは、プトラモスクと短い。最近まで、日本語のプトラジャヤの観光案内にも載っていなかった。妻が某ブログで見つけて、是非ここも行こうではないか、と言うことになったのである。

タクシーで駆けつけたのだが、ズフル(昼の礼拝)の時間が迫っていて、すでにムスリムの人々が集まりかけていた。土曜日でゴーストタウンのように静まりかえった官庁街で、ランチを取るところを探しあて食事していると、予想通りスコールになった。2時15分前には上がったので、モスクへ向かう。事前の情報通り2時からは非ムスリムも入場可能であった。
このモスク、2009年に完成した近代的な建築であるが、実に素晴らしい。外観もだが、内装がさらに素晴らしいと私は思う。鉄柱には、多くのアラビア文字が刻まれている。おそらくはクルアーンの聖句であろう。まさに、アイアンモスクの名の通りである。

さらに、ミフラーブのデザインが素晴らしい。下の画像は全体像である。何が私を魅了したかというと、ミフラーブの背面の透明ガラスにも聖句が書かれてあり、パリの「平和」を各国の言語で記したWall of Peace(エコールミリテールからエッフェル塔を望む公園にある)デザインを彷彿とさせたからである。2枚目の画像を参照(この画像のみ拡大して見ることが可能)。

いやあ、素晴らしい。妻が気づいたのだが、このモスク、横は吹き抜けになっていてさらに開放感がある。ブルーモスクやピンクモスクのイスラムの伝統美の上にあるモスクとは一線を画すものだった。
ところで、ちょうど、結婚式が行われる寸前で、「どこから来たのかね?」と声をかけてくれた関係者のオジサンによると、彼はイポーから来たそうだ。
偶然ながらムスリムの結婚式を見るという貴重な体験もさせて貰った。
スコールで、空気が洗われ、涼しい中ちょうどプトラジャヤ駅行きのバスがやってきて、駅でタクシーをゲット、タマンデサまで帰ってきた。大満足のプトラジャヤ行だった。

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