ところで、同日、日本人会の無人古本コーナーで猪瀬直樹の「ミカドの肖像」の文庫本がRM2で並んでいた。なつかし-。私は、この本は何度か読み直している。と、いうのも、「ミカドはジグソーパズルがお好き」という人形劇を企画・制作・脚本・演出した経験があるからである。この脚本はオペレッタ・ミカドを元にしている。主人公はナンキプー。オペレッタ(軽歌劇)なので、歌も作った。曲は当時はやっていたスクウェアのインストメンタルに歌詞を入れたのだ。(このイベントは、小さいし商業的なモノではなかったので、著作権は不成立。)
♪ミカドはジグソーパズルがお好き ミカドはジグソーパズルがお好き
ミカドは神にしませば赤駒の ミカドは神にしませば水鳥の
偉大なミカド ミカド ミカド ミカド
経世済財 経世済官
ミカドはジグソーパズルがお好き ミカドはジグソーパズルがお好き
今でも歌詞を覚えている。大君は神にしませば「赤駒」…「水鳥」…万葉集である。この歌を聴いて、立命館大文学部史学科出身の小学校教師だった先輩がにやりと笑ったことをよく覚えている。他のメンバーは、「経世済民」も含めて、この歌詞のパロディー精神がわからなかった。(笑)1988年の作品である。我ながらよくも忘却せずにいるもんだ。このミカドの肖像には、その他に堤家の宮家の土地買収とプリンスホテルの話や、天皇の葬礼に登場する八瀬童子の話などが出てくる。かなり過去に読んだ本なのに明確だ。しかし、文庫本を手にとって、驚いた。ミシガン州のミカドという街を著者が訪れている話が目次に載っている。うーん、記憶にない。で、PM1札を2枚、料金箱に放り込むことになったのだった。
https://zooming.jp/misunderstanding-forgetting-curve/ |
0 件のコメント:
コメントを投稿