マレーシアでは、犬の地位は低い。猫はムハンマドが可愛がっていたというハディースの記述もあるようで、大事にされているが、犬はムスリムから嫌われている。犬を飼っているのは、マレー系以外で、特に中華系の家が多い。我がタマンデサでも中華系の人々がよく犬の散歩をしている。
マレーシアの野良犬は、動物界では最下層のカーストに属しているようで、吠えないし、いつもオドオドしている。ボルネオなどでは狂犬病もあるようだが、KLではおとなしい野良犬がほとんどだ。全く身の危険を感じないどころか、いつもロバのような悲哀に満ちた表情を見せている。ところで、このところ日本人会の入り口近くに黒い野良犬が住み着くようになった。セキュリティーは、この犬を可愛がっているようには見えないが、追い払うでもない。日本人会の入り口は、どうやら彼の縄張りになっているらしい。とはいえ、いつもオドオドしている。先日、セキュリティーが、この黒犬にえさをあげている姿を見た。さすがに、毎日ここにいるわけで、情が移ったのかもしれない。
一昨日の朝、私は愛機G1Xを持ってきていた。そこで、彼の姿を写真に収めたのだった。セキュリティーに聞くと、彼の名は「ジェリー」と名付けられているようだ。それって、ネズミの名前やんか、とは突っ込まなかった。(笑)
入り口のセキュリティーは、ネパールの人かもしれない。マレーシアでは、セキュリティーはマレー系かネパール人と決められている。(旧イギリス領のアジアでは、ネパールのグルカ兵が最強伝説を誇っているからだと思う。)まあいい、ジェリー、周囲に気を遣いながらも、生き抜いてくれ。キミには決して暮らしやすい地ではないだろうが…。
ところで、愛機G1 Xを持ってきた理由は、ジェリーを撮るためではなく、今日、高知大学から、S准教授と2人の学生さんがPBTに来られるからである。出迎えてくれるF40AのA君・J君と共に写真を撮っておこうと思ったのだ。愛機を忘れてはいけないので1日前から用意していた。しかし結局、写真を撮り忘れてしまったのだった。あちゃー。なにやってんねん、である。後で、私ががPBTのパンフレットを取りに行っている間に、学生さんがA君・J君と写真を撮っていたことがわかった。ちょっと、ほっとしたのであった。
2018年9月20日木曜日
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