http://gekkoukamen2010.blog .fc2.com/blog-entry-11257.html |
中東での、ISの掃討においてはロシアの力が大きい。ロシアにとってシリアの軍港はそれくらい重要なのだろう。ただし、地上戦の主力はイランである。米政権のイランへの核合意離脱、経済制裁再開で、ロシアとイラン、シリア政府をさらに強固な関係に追い込んだ。このような状況下で、エレサレムへの大使館設置など、米政権のイスラエル偏重外交が、イスラエル対イランの緊張を産んでいる。イスラエルとロシア、そしてイランを敵視するサウジとの関係は実に微妙だ。いつ何時、イスラエルがイランを攻撃するかもしれない。ハマスにイランが支援している噂も絶えない。これまでの米国なら、イスラエルを抑制できただろうが、極めて心許ない。
中国の習オジサンの独裁体制に対しても様々に論じられている。またその意外な脆弱さを指摘する記事や一帯一路政策の進展について、ASEAN諸国でもカンボジアやタイのように優等生的な国もあれば、マレーシアのように”そうは、い神崎”とストップを欠けた国も出てきて、道半ばでなかなか厳しいようだ。
https://www.jiji.com/jc/v4?id=foresight_00238_201808240001
ここにきて、米政権はパキスタンよりインドと軍事的結びつきを強めようとしている風に見える。アフガンのタリバン追討でパキスタンと蜜月関係にあったのだが…。これにロシア、中国が素早く反応している。
https://jp.reuters.com/article/andelman-asia-idJPKCN1LT0HR
前回の冷戦はソ連の崩壊で終焉したが、新たな冷戦構造が、米国=イスラエル(日本は安保体制の中完全に組み込まれ、NATOも是々非々で一応含まれる)=インド=サウジと、ロシア=イランと中国=パキスタンという構図で姿を現しつつあるようだ。トルコはどちらにつくのだろう。NATOながら、EUには入れず極めて微妙な立場だ。
この対立を決定的に防いでいるのは、グローバル経済、自由貿易だ。戦争は金の無駄使いであるだけでなく、互いの経済を破壊する。この欲望と恐怖心こそが、ポスト=パクス=アメリカーナの国際社会をかろうじて護っているように私には見える。
明日からスクールホリデー(出勤する日もあるけれど)で1週間休みである。息子夫婦も大阪の実家に無事たどり着いたようで安心した。(実家は台風の影響もないようだった。やっと今日判明した。笑)
…というわけで、ほっと一息、そんなことを考えていたのであった。
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