2018年6月26日火曜日

Haeley-Davidsonの反乱 考

スタージスという夏にデビスルタワーやマウントラッシュモアをツーリングする中心の町
http://www2.jiia.or.jp/pdf/research/H28_US/14_nishiyama.pdf
EUにとっては全く不可解な米国の関税攻勢であったはずだ。この対抗措置として、ハーレーダビッドソンへの関税が強化された。これに対し、ハーレーダビッドソン社は国外に生産を移転すると発表した。もちろん12点男は、自分の非を認めることなどできない。耐えろ!という幼児性丸出しのツィートをしたそうだ。ハーレーダビットソン社は、この馬鹿な政策のツケを払うことになり、1億ドルコストが増えるとのこと。こういう事が許されるのだろうか。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-25/PAWGZ56KLVRG01

ところで、ハーレーダビッドソンの本社は、ミルウォーキーにある。ビールの産地としても名をはせているわけで、カトリックのドイツ系が多い。オバマ時代は、ミルウォーキーのあるウィスコンシン州はミシガン州・ペンシルヴァニア州と共にブルー・ウォールと呼ばれ民主党が制してきた。しかし、今回は0.8%差で共和党が制した。
http://www2.jiia.or.jp/pdf/research/H28_US/14_nishiyama.pdf

EUが、対抗措置の関税の標的としてハーレーダビッドソンを選んだのは、アメリカの象徴的なバイクであること以上の(念密な中間選挙をも見据えた)戦略が見て取れる。政治・外交戦というのは、こういう極めて知的なゲームである。こういう寝技は、もうアメリカは出来ないのではないか?幼稚・単純・拙速・無為無策…。そりゃあ、側近達がレストランに入るのを拒まれてしかるべしである。米国政治史にこのような大統領側近と言うだけでレストランを追いだされることはあったのだろうか?ニクソン以来?
https://www.47news.jp/2493224.html

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