2018年6月21日木曜日

PBTの話(42) F40A南北貿易G

最後に全員で記念撮影
ICUに9月入学するL君が、F40Aのクラスに在籍している期間は、あと1ヶ月ほどである。総合科目のほうでは、国際関係の南北問題に突入した。と、いうわけで、今日の3・4限を使って、南北貿易ゲームをやった。毎年、11月のEJUの後にしているのだが、早めにしたわけだ。

これまで、何度このゲームをやってきたことだろう。(笑)現在18名のクラスなので、3人組×6ヶ国で行った。南北問題への導入と考えていたのだが、今回は経済分野を学んだ上での資本主義の恐ろしさを知ったという感が強かった。
本日の黒板 市場価格の変化や融資、そして結果がわかる。
「全員が経済人である。損得だけを考えてゲームを行うように。」と言ったのだが、まさに資本主義、それも生き馬の目を抜くという中国市場的な展開になったのだった。先進国は、アメリカとドイツ。中進国はマレーシアとアルゼンチン、途上国は、ケニアとブルキナファソ。この中で優勝したのは、ドイツである。効率的に仕事を進めていた。ところが、アメリカが最下位?二位は、ブルキナファソという大番狂わせになったのだ。
アメリカで働く2人
理由を聞くと、1人の男子学生がアメリカに出稼ぎに行ったのだが、その雇用契約がかなり高かった(彼はクラスでも最も優秀な学生の1人である)。しかも、彼は製品のいくつかをわざと不良品にして、アメリカにダメージを与えたのだ。一方、同じくマレーシアからアメリカに出稼ぎに出た女子学生の賃金と比べると、桁が違った。アメリカの大きなミスである。(笑)欺いた方も凄いが、欺かれたアメリカも自業自得という、実際の世界情勢を絵に描いたような話で、みんなで大笑いしたのだった。

ところで、2つの別の国の学生から、世界巨大銀行は、融資をするわけだから、銀行に預金して利子を得ることは無理でしょうか?と聞かれた。今まで、このような質問を受けたことはなかったし、融資をしたこともほとんど記憶にない。(今回は、金利10%の融資を3ヶ国が依頼してきた。)このように、南北格差というより、資本主義経済の学習といった色合いが強かったのだ。
中国市場的?世界

3限目の事前授業で、国単位の戦略を考え、他国との折衝を行った。この時、日本語の枠を外したのだが、中国の商人がやりあっている感じで、かなり見物だった。教室の隅でこそこそと内緒話をしているかと思えば、堂々と丁々発止やりあっていたりする。(笑)マレー系の学生もいたので、途中で、日本語に切り替えたのだが、なかなか面白かった。

南北貿易ゲームは毎回異なる展開を見せてくれる。そこがコーディネーターとしては、面白い。南北問題の導入は、また新たに考えようと思う。そうそう、マレーシアを選んだJ君の名言を最後に期しておこう。「J君、どこを選ぶ?」「我が母国マレーシア!」

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