2017年8月2日水曜日

IBTの話(114)核軍縮と平和学

http://graduatesmentor.com/2017/07/26/gandhian-studiespeace-studies/
総合科目・公民分野は国際関係に突入している。今日は、核軍縮の歴史などを語ることになっていた。意外にEJUでは、核軍縮や世界的な環境問題への取り組みなどの歴史的な流れがよく出る。ストックホルム・アピールだとか、部分的核実験禁止条約、SALTだとかSTARTだとか、こういう事項を試験では並べ替えさせたるする問題が出る。私などは、どうでも良いような気がするのだが、試験対策としては「★2つ」なので解説することになる。

マレーシアの学生は、日本の学生ほど核については知らない。まあ、当然であるので基本的なことをまず教えている。原子爆弾の原理。マンハッタン計画。広島の原爆の話。ICBMやSLBM、戦略核と戦術核との相違。彼らは、日本に留学する故に、今の北朝鮮情勢についても強い関心を持っている。まあ、具体的に話さないとオバマ大統領が締結した新STARTについては理解できないので、かなり具体的な話をした次第。

興味のある学生には極めて刺激的であるが、属性のない学生にはなかなか難解であり退屈である。「平和学」という学問はイメージがいいが、結局のトコロ「軍事学」の裏返しになると私などは考えている。そんな話をしていたのだった。

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