2017年8月17日木曜日

ソウルの 慰安婦 路線バス考

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あまり触れたくはない話なのだが、ソウルの日本大使館前を走る路線バスにプラスチック製の慰安婦像が座席に期間限定で設置されているそうだ。ここで慰安婦問題の真偽を論じる気はない。何度か書いているけれど、私はナショナリストではなく、地球市民を標榜している者である。日本国際理解教育学会には、韓国の研究者や学生の方も多く参加されておられる。共に異文化理解のための教育を論じあう友人である。

しかしながら、慰安婦問題をめぐる韓国の一般的な人々の「恨」には、すでに異常性すら感じざるを得ない。

北朝鮮有事の際、こんなことで日韓は協力できるのだろうか。正直なところ、日本人の多くは、すでに北は当然、南とも関わりたくないと思っているのではないかと思う。普通の政治感覚を持っている政府ならば、国益をまず第一に考えるはずだが、これでは有事の際も日本との協力は必要ないと言っているに等しい。官房長官の反応は至極当然だと私は思う。あまり想定したくはないが、有事の際、日本に韓国の難民が多数渡ってきたとき、日本人はどう対応するのだろうか。人の良さこそ、日本人の美徳だが、さすがに…。

ベトナムでは韓国軍のために働いた女性もいるとのこと。韓国もこれを認めている。同様の行為がベトナムで行われたとしたら、韓国の人々はどう反応するだろうか。国際社会における異文化理解は、異文化への正しい認識・理解と尊敬から生まれると私は思っている。

悪意からは、悪意しか生まれない。

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