2013年5月15日水曜日

団活動のこと 4月~5月 

4月の団抽選 我がクラスは青団となった
久しぶりに今日はクラスのことをエントリーしようと思う。9月の体育祭・文化祭に向けて団活動が行われている。今日は体育祭で行うアピールの練習の初日だった。実は、この団活動に向けて、我がクラスではひと悶着あったのだ。抽選で我がクラスは、3年生の武道科のもとで戦うことになった。(団活動は3年ー2年ー1年と3クラスで団を結成する。)武道科は、本校の誇るべき学科で、なぎなた部は全国的に有名だし、剣道も柔道も弓道も国体に出場したりして、大いに貢献しているのだが、こと体育祭で華やかなダンスを振りつけたりするのはどうも苦手だ。普通科の生徒からすると、きわめて礼儀正しく、ちょっと異文化な面もある。今年の我がクラスは、特にダンス部の女子が9人もそろっている。ダンス部の女子を中心に、不安の声が上がったのだ。

団抽選の後、私はこの不安というか不満を取り除きたかった。私の生徒指導の柱は「責任ある行動」、この1点につきる。自らの義務を果たし、自由を獲得する。生徒の自主性を伸ばしながらの人づくりである。団活動で体育祭・文化祭に邁進することは重要な教育活動だ。それが、不満タラタラでは困る。どう指導するか、ずっと考え続けた。その結論。その1、私は3年生には一切指導しない。生徒同士で問題があれば解決すべし。その2、Win-Winの関係を大切にすることを我がクラスに注入する。3年生の主体性は大切だし、もしうまくいかないことがあれば2先生として精一杯フォローするべし。ただし、3年生の体面や人情の機微を最大限心がけること、である。

4月のLHRで、クラス全員に全魂の指導を入れた。(こういう事は私はあまりやらない。が、やらねばならないと腹を決めての行動だった。)その上でどう考えるかアンケートを実施した。すると、ありがたいことに、全員から素直な回答が返ってきた。曰く、絶対団活動で勝ちたい。だから3年生に協力したい。曰く、ダンスの振り付けなどで力になれるよう、先輩にうまく接していく。曰く、私たちの体育祭・文化祭でもあるけれど、3年の先輩にとっては最後の体育祭・文化祭。やりたいようにやってもらいたい。出来る限りの協力をしたい。云々…実に嬉しかった。

団は、青団である。3年生から団の名前は「ポセイドン」と知らされた。なかなかセンスがいいではないか。我がクラスでも案外好評だった。ちょうど世界史で黄金のリンゴの話などで、ポセイドンの話をした直後だったからかもしれない。(笑)で、今日の5時間目、初めてダンスの振り付けが披露された。ダンス部の生徒にも、なかなかいい振り付けだと評判である。やるではないか、武道科。

昨日の放課後久しぶりに剣道部の稽古を覗いた。凄い稽古だった。インターハイに向けて、ガンガンに頑張っている。毎晩8時くらいまでやっているらしい。保護者が来られて、夕食のおにぎりとみそ汁を準備されていた。こんな多忙な中、よく準備したなあと改めて感心した次第。

6時間目のLHRでは、2年生として取り組む模擬店の話し合いがもたれた。我がクラスは『海鮮やきそば』をやろうということになった。(他のクラスと競合したらマズイらしい。だからまだ決定ではないのだが…。)『海の家』の雰囲気でディスプレイしたいとのこと。なるほど。生徒の発想は面白い。『海鮮』や『海の家』には青団としてこだわりをもっているのだ。最後に声をかけた。「やるんやったら、思い切りやるぞぉ。でかい招き猫つくろかぁ。」「おおっ。」

掃除の後、生徒たちから、「青団だからドラエもんの招き猫にしましょか?」「ポセイドンの招き猫はどうですかあ」などと、ちょっと盛り上がっているのだった。(笑)みんなで、じっくり相談して、走りだそうと思っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿