ケニアのキッチンカー(HPより) |
もうひとつ面白いなと思ったのが、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ大学と提携して、このOishiiプロジェクトを進めていることだ。人を育てながらの起業なのである。これは良い試みだ。しかもケニアは、その背後に東アフリカの経済圏が控えている。タンザニア、ウガンダだけでなく、ルワンダ、ブルンジもある。この地域の経済自由化も進んでいるので、将来性も高いわけだ。
Win-Winで、実に良いのではないか、と私は率直に思う。チキンラーメンをケニアの子どもたちは、どんな感じで食べたのだろう。私はジンバブエのハラレで中華料理屋を覗いたことがある。ヌードルとあったので、「おお、中華そば。」と喜んだのが、頼んで出てきたのは塩焼きそばだった。(笑)どうもアフリカでは「汁麺」は未知の料理だと思うのだ。OishiiプロジェクトのWEBページを見ていると、ケニアの子どもたちが「すする」ということができないとあった。そうだよなあ。だから麺も短くして販売するのだとか。…なるほど。何もかも暗中模索だよなあ。
ひとつ気になったことがある。主原料の小麦の話だ。ケニアはハイランド地方で、イギリス資本プランテーションが小麦を生産しているアフリカでは珍しい国だ。この小麦は、輸出用でケニアの貴重な外貨獲得の商品作物である。このプランテーションが妙なカタチで拡大されないことを祈る次第。どうも外国資本のプランテーションというと、良いイメージがないのだった。
<OishiiプロジェクトWEBページ>
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/oishii/about/index.html
とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びに来ます!!