レソト大使館HPより |
その15カ国は、アンゴラ、ボツワナ、コンゴ(共和国)、コンゴ人民共和国、ガボン、レソト、マダガスカル、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、ニジェール、南アフリカ共和国、タンザニア、ザンビア、ジンバブエである。
この15カ国、微妙な趣がある。石油資源だけをとっても、中国がかなり食い込んでいる国(アンゴラなど)も一部含まれているが、治安に問題があるスーダンと南スーダンは入っていない。石油資源で日中全面対決というわけではなさそうだ。また石油大国ナイジェリアも含まれていない。EUに遠慮したのか、という様々な事情が見え隠れする。意外だったのは、レソト。南アに四方を囲まれた南アフリカのスイスという感じの国なのだが、ダイヤモンドが産出するらしい。日本が選んだ資源開発有望15カ国に入ったのだった。
タンザニア、モザンビーク、マダガスカル、ザンビア、ニジェールの5カ国は私のSDゲームのエントリー国である。ウガンダが入っていないのは意外だが、ケニアも含め資源と言うより全体的な支援で重要視しているのかもしれない。
こうなると、資源が無いとされる国は置いておかれるのだろうか。レンティア国家が続々誕生しているアフリカでは、さらなる格差が生まれていく。だが中央アフリカやチャドなど、ガバナンスが向上したら鉱産資源が新しく発見される可能性もある。鉱業における可採埋蔵量は時代ととも技術力の向上で変化してきたし、治安や自然条件も大きく左右する。要は採算である。安定陸塊のアフリカ大陸故、多くの国にまだまだチャンスがあるわけだ。
豊かになれるところから豊かになれ…か。うーむ。と、なんとなく腕組みしてしまう私であった。
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