2011年10月27日木曜日

K君の小学校教員採用試験合格

K君らの高校時代のスナップ写真
モーニングで日経を読んでいたが、「経済教室」新興国経済の課題(下)は、IMFの方の、BRICsなどの基軸通貨の多様化についての話だった。アフリカ開発経済学とはあまり関係がなく、ブログで紹介することは遠慮させていただくことにした。

さて、今日の話題は、前任校で担任したK君が大阪市の小学校の教員採用試験に合格したことである。彼女は、D女子大学のF先生のもとに修行に出していたESD(持続可能な開発のための教育:私はこの古い言い回しの方が好きだ。)の後継者である。めでたい事である。

とはいえ、彼女の中で大きな葛藤があったのではないかと思っている。高校時代は純粋な気持ちでESDをやっていきたいと思っていたと思うし、大学へ行ってからもそうだっただろう。だが、実際にボランティアとして、児童に勉強を教えたり、先生方のサポートをしていたと聞いている。現場の様々な問題も少なからず経験したことと思う。

私は、小学校の先生方とも付き合いがある。今、小学校は様々な問題を抱えていることも承知している。小学校は、我々高校と違い、地域と親密な関係が重要視される。それ故に授業以外の事でも神経を使うという話ばかり聞く。

K君は、3年の時、文化祭が終わった後、最後の最後まで徹底的に掃除をしてくれた。人の世話をやくことにあまり苦を感じない子だった。ワンフェス(ワンワールドフェスティバル:10年2月6日付ブログ参照)でも、1・2回生の時、ボランティアをしてくれていた。小学校の先生としての資質は十二分にある子である。

しかし、そんなK君でさえ、逡巡するような現実がある、と私は思う。彼女のことだ。悩みぬき、考え抜いたうえで受験したのであろうと思う。私は、そんな教え子K君を誇りに思う。腹を決めたからには何があろうと頑張ってほしい。(もちろん釈迦に説法だが…。)

こんな風に書かなければならない教育現場を政治家はどう考えているのだろう。義務教育の現場はそういう苦難に満ちている。徹底的に管理され、時間的にも肉体的にも、経済的にも追いつめられている先生方がいかに多いことか。精神的に追い詰められている方もいる。教師になりたい、優秀な多くの学生がそう思い、切磋琢磨してこそ、良い教育環境が生まれる。私は、10年後、20年後の大阪の教育を心から憂うのである。

K君は、間違いなく私の大事な『其微衷ヲ憐ミ継紹ノ人』(本年3月17日付ブログ参照)の一人である。

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