EUのユーロ危機が最も大きい。そもそも独仏の二度と戦争を起こさないとの思いがベネルクス三国を巻き込んで経済連合を組んだところから始まったEU。アメリカに対抗して、ヨーロッパの威信を取り戻そうと無理したのか、ロシアと中欧・東欧分離を目指したのか、拡大に次ぐ拡大に走った。新自由主義的なグローバリゼーションの波。ユーロの砦に我も我もヨーロッパ諸国が駆け込んだ。しかしその拡大が首を絞めた感じ。ギリシアの負の遺産を負担する可能性が高いドイツ人が、「ギリシアはヨーロッパではない。」と言ったらしい。ヨーロッパ文化の源流をそう言うくらい、苛立っているのだろう。大勢はユーロ維持・ギリシア支援だが、わからないでもない。
一方、アメリカでもテーパーティーという保守的な共和党勢力が勢いを増したかと思うと、ウォール街を始めとした多くの地域で拝金主義批判のデモが起こっている。一般的な人々のフツーのアメリカン・ドリームの崩壊。新自由主義の拝金主義へのはっきりとしたNO。
アラブの春を、通信機器の発達が後押しした。こう書くとなんだか格好いいが、その根底にあるのは若者を中心とした失業という現実である。日本でも、大震災による原発事故が、国家や大企業の信頼を大きく揺さぶった。あれほど盛り上がっていたTPP参加に対しても、ここにきて急速にしぼんでいるように私は感じる。
皆が共有していた、なにか大事な価値観の崩壊。EUの大義。アメリカンドリーム。アラブ世界のオリエント的な政治感覚。国と企業の技術も優秀と言う日本ブランド。それは、新自由主義とグローバリゼーションの限界と大きく関連しているように思われるのだ。
新しい時代をリードする経済思想が今求められている。大きな政府でも小さな政府でもない、新しい価値観の政府が求められている。私の感性が、「世界が新しい時代を希求しているぞう。」と叫んでいる。この答えが出るまでは、だいぶかかりそうだ。
一方、アメリカでもテーパーティーという保守的な共和党勢力が勢いを増したかと思うと、ウォール街を始めとした多くの地域で拝金主義批判のデモが起こっている。一般的な人々のフツーのアメリカン・ドリームの崩壊。新自由主義の拝金主義へのはっきりとしたNO。
アラブの春を、通信機器の発達が後押しした。こう書くとなんだか格好いいが、その根底にあるのは若者を中心とした失業という現実である。日本でも、大震災による原発事故が、国家や大企業の信頼を大きく揺さぶった。あれほど盛り上がっていたTPP参加に対しても、ここにきて急速にしぼんでいるように私は感じる。
皆が共有していた、なにか大事な価値観の崩壊。EUの大義。アメリカンドリーム。アラブ世界のオリエント的な政治感覚。国と企業の技術も優秀と言う日本ブランド。それは、新自由主義とグローバリゼーションの限界と大きく関連しているように思われるのだ。
新しい時代をリードする経済思想が今求められている。大きな政府でも小さな政府でもない、新しい価値観の政府が求められている。私の感性が、「世界が新しい時代を希求しているぞう。」と叫んでいる。この答えが出るまでは、だいぶかかりそうだ。
消費税反対。復興財源、社会保障財源は恒久富裕税の創設で。
返信削除ワシントンを占拠せよ 庶民のティーパーティ(茶会)に発展する「ウォール街を占拠せよ」運動 - Everyone says I love you ! - BLOGOS(ブロゴス)
http://news.livedoor.com/article/detail/5919317/
宮武嶺
ワシントンを占拠せよ 庶民のティーパーティ(茶会)に発展する「ウォール街を占拠せよ」運動 - Everyone says I love you !
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/8419858a99531f821260046056d62edf
2011年10月07日
(抜粋)
「Occupy Wall Street」は、「1%は99%のために」と主張しています。1%の富裕層は社会の大多数のひとのためにもっと負担をすべきだと言うことです。最初は社会から「落ちこぼれ」た若者を中心に米ニューヨークで始められた抗議デモが、米国民の多数派である中間層の支持を得るようになってきているのです。
米労働総同盟産別会議(AFL・CLO)のリチャード・トラムカ議長は10月4日、抗議運動について米国の失業者の怒りをくみ取ったもので、米労組は来週のデモ行進を支援すると表明しました。トラムカ議長は記者団との電話会議で、「若者の行動を横取りするつもりはない」、「われわれは全米でデモ参加者を支援し、今後も互いに協力し合っていく」と述べたそうです。
世界最大の資産運用会社、米ブラッロックを率いるローレンス・フィンク氏でさえ、「ウォール街を占拠せよ」のデモグループに理解を示しています。同氏は10月5日、カナダのトロントでのイベントで、活動の参加者らは「暇をもてあまして何かをやってやろうと待ち構えている怠惰な人々ではない。米国民は希望を失いつつあるから路上に繰り出してきたのだ」と語ったのです。
アメリカでは全米第3位の富豪バフェット氏の富裕層課税プランをオバマ大統領が採用し、化粧品会社ロレアルの相続人で、富豪としても知られるフランスのリリアン・ベタンクールさんらも「我々に課税を」と訴えています。
フランス、イタリアに続きスペインも富裕税を導入します。欧米では富裕税復活・創設の流れがはっきりしてきています。
復興増税といえば所得税増税が当たり前になっている日本ですが、たった1%の富裕税を富裕層に負担してもらえば、復興財源の問題は解決します。それが日本の貧困問題解決にも直結します。
日本でも「霞ヶ関と兜町を占拠せよ」のプラカードが掲げられる日は近いと思います。
米反格差デモ、アラブの春に触発 仕掛け人、共同通信に語る - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100701000469.html
> また「日本の東京・丸の内に、占拠される動きはあるか」と記者に問い掛け、日本にも「占拠」運動が拡大することに強い期待感を示した。
米都市にデモ拡大 反格差の渦価値観超え NY「震源地」ルポ / 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/267346
> デモ責任者の一人、タイチバーグさんによると、15日には日本を含む世界260都市で一斉デモが予定されている。
【肥田美佐子のNYリポート】若者の「オープンソース」革命は世界を変えるか―ウォール街のデモの拡大で - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_320632
> フェイスブックには、「Occupy Tokyo(オキュパイ・トウキョウ=東京を占拠しましょう)」と名付けられたページもあり、運動は国境を超えつつある。