秋田大学 鉱業博物館 |
秋田出張報告を3回続けて記し終えた。ここでは挿入できなかった話を少し書いておきたい。飛行機の到着時間と訪問時間の午後2時までに少し時間があったので、秋田大学の鉱業博物館に行ってきた。秋田市は被災せずにすんだものの、市内中央部の観光施設は、節電や自粛という理由だろうと思うが、すべて休館だとWEBで知っていた。しかし、この博物館は秋田大学の付属施設だったので開いていた。
黒鉱 |
中学生の頃、鉱業について調べたことがあって、秋田に「黒鉱」と呼ばれるさまざまな金属を含んだ鉱物があることを知っていた。その黒鉱に対面できてすこぶる満足した。この博物館、時間があれば1日いてもいいほど面白い。おそらく日本有数の鉱産物を集めている場所だ。路線バスが土日のダイヤになっていて、時間が制約されたのが残念である。駆け足で回ったが、それでも満足できた。もし、秋田に行かれるののならば、是非。
秋田のホテルは、WEB予約した『ドーミイン秋田』というビジネスホテルだった。最上階に温泉のある大浴場がある。スリッパを置くところに番号が振られていたり、メガネの洗浄機があったり、ルームキーを入れる電子金庫があったりと、私が知る限り最高の心遣いである。部屋も広くはないが清潔であった。ホテルに戻ったら、レストランで無料のラーメンを食することもできた。もちろんフロントもレストランのおばちゃんも良き秋田の方々で、今までで最高のビジネスホテルだった。きりたんぽ鍋付きのバイキング朝食付きで6000円は安い。星5つである。
ところで、やはり原発のことが気になる。舩田クラーセン・さやか先生は、今アメリカにおられるのだが、矢継ぎ早にブログを更新されている。決して気をゆるめてはならないと私は考えている。
関係各位の頑張りに期待したい。政府に言いたいことは多い。谷垣氏に入閣を要請するぐらいなら、危機管理の第一人者、佐々敦行氏を登用するほうがはるかに意味がある。私は佐々氏の本をだいぶ読んでいる。代表的な保守的人物だが、やはり、たぐいまれなサムライであることに違いない。今からでも遅くない。いつまでも子供みたいに政府主導などというメンツにこだわらず、官僚を使いこなせる人物を立てるべきだ。
ところで、TVでは徐々に、大震災以外の番組もやっている。LIly君のブログにも書かれているが、被災者の方、私たち被災していないがずっと心配している者にとっても、こういう措置は必要なのかもしれない。民放では企業のCMの代わりにさまざまなメッセージCMを流している。同じ内容なのでちょっと飽きてきたが、挨拶励行の意義を訴えるアニメのCMが実は役に立った。
秋田からの帰路、学研都市線で、スラブ系の顔立ちの外人さんが私の隣に座った。それまで路線図を何度も見ていたし、スーツケースを持っていたので、着いたところなのだと思い、声をかけた。「どこまで行くのか?」彼は「マツイヤマテ」とぶっきらぼうに答えた。着いたのではなく、帰国するのだった。松井山手から関空行のバスに乗るらしい。そうかと聞くと、頷いた。ロシア人だった。私が乗り換える時、「グッドラック、ダスビダーニア(ロシア語のさようなら)。」と言うと、片言のロシア語が嬉しかったのだろう。「スパシーポ(ありがとう)」と言って笑った。こういうとロシア語の挨拶を知っていたりしてカッコイイが、すべて”ゴルゴ13”でよく出てくる単語なのであった。(笑)
秋田出張、ご苦労様でした!!
返信削除僕の亡き祖父も、秋田県小坂町にあった、小坂鉱山で勤めていました。
鉱山ができて以来使われていた、洋館作りの小坂鉱山の事務所は現存しており、国の重要文化財になっています。
小坂町は、鉱山が閉山した後の町おこしのきっかけとして、国産の生ハム作りをしている事で有名です。
祖父は仕事が原因で怪我や病気が多く、じん肺になり働けなくなってしまいました。
その後、じん肺訴訟で勝訴を勝ち取った時には、多くの方々が裁判の結果を知ることなく、亡くなっていたそうです。
東北がルーツの中村家ですが、秋田の鉱山は、我が家の生活を支えたものであることは、間違いないです。
もっと秋田を知りたい気持ちになりました!!
秋田県小坂町にある、小坂鉱山で亡き祖父が働いていました。
返信削除小坂鉱山の事務所は、開所当時として珍しい方法で建てられていたので、国の重要文化財になっています。
じん肺で働けなくなってしまい、訴訟の原告の一人でした。裁判が結審した頃には、同じように病気で苦しんだ多くの人達が亡くなっていたそうです。
我が家のルーツをたどると、鉱山の歴史に触れる事になるので、秋田大学の博物館、行ってみたくなりました。
中村君、コメントありがとう。秋田は、鉱業の県であもあるが、そういう暗い過去もあるみたいだね。コメントがひとつスパムに入っていたので、2つコメントが続いています。このスパムという機能よくわからない。ごめん。
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