2011年3月24日木曜日

べっぴんさん連れてきましたでぇ

新しいデジカメCANON G12で撮影
アメリカに「たった1人の研修旅行」に行っていたI君が帰国して、メールをくれた。ワシントンDCのダレス空港でスーツケースが出てこず焦ったようだ。だが、そこは本校英語科出身、成田に残されたスーツケースを、1日遅れで滞在先のNYのホテルまで持ってこさせたという。旅の始まりから大変だったろうが、いい経験をしたとともに自信をつけたことと思う。STOMPを見たらしい。STOMPは、モップやドラム缶、マッチなど日常にあるありとあらゆる品物を使って行うパーカッション・パフォーマンスである。最後に、日本の地震への義援金を集めていたそうだ。この辺、見事にアメリカ=作戦名「トモダチ」である。イントレピッド航空宇宙博物館にも行ったそうである。これは私のお勧め。空母の横の潜水艦の中にも入ったという。I君、喜べ、研修旅行のシカゴ科学産業博物館では、時間がなかったので男子全員、Uボートの中には入れなかった。追い越したぞ。(笑)メールを読むとかなりタイトな日程だったようだが、おそらく人生の中でも最も濃密な時間だったのではないか。自分に何ができて、何ができないのか、それを知るのが、一人旅の魅力でもある。いろんな人と出会い、世話になるのも一人旅の魅力である。結局、I君もアメリカに「人」を見にいったのである。それが、きっと人生の力になる。

G12の魚眼風で撮影
さて、今日、私の転勤の話を聞いて、私が担任した学年のOG、10人が里帰りしてきてくれた。本当にありがとう。留学中のOGもいるし、就活やバイトでこれなかったOGも多い中で、こんなにたくさんのOGが来てくれて、教師冥利に尽きる。卒業式以来会うOGもいた。本当に嬉しい。
学校の近くにレンガという喫茶店があって、OGが来ると(OBの場合もあるが…)私は茶をシバキに行く(大阪弁のスラングである。:お茶をしに行く)。おそらくこれまでで最大多数を引連れてのことだった。昨日も夕方に栄養士をしているY君というOGが来てくれて、マスターに転勤の挨拶をしたばかりなのだったが、翌日10人も引連れて来て、マスターもびっくりしていたのだった。本当に最後になると思う。だいたい、「べっぴんさん連れてきましたでぇ。」と言って入っていくのだが、もうそういうこともないのかと思うと寂しい。当時のHR日記を見たいと言うので、社会科準備室の前で見せたら、無茶苦茶盛り上がってしまった。遠い遠い過去のような気がする。
花束までもらい、大いに照れくさかったのである。来年は、U先生に来ていただいて、大同窓会をやろうと約束した。みんな、自分の目指す道に向かって頑張れっ。今日は本当にありがとう。
昨年度の卒業生も2人来てくれた。地理B、地理演習、倫理と週8時間、毎日顔を合せていた秘書のようなS君と文化祭の舞台部門で中心として頑張ってくれたH君である。わざわざ来てくれて嬉しかった。ありがとう。S君の出演する4月3日の春の筝曲の演奏会には必ず顔を出すからね。

明日は、残念ながら定員割れを起こした本校の二次入試で、関係者以外校内に入れない。土曜日には、JICA大阪国際センターでの二泊三日のセミナーに、後輩の口の悪いI先生と共に出発する。本校での最後のご奉公である。最後の最後まで、地球市民を創りたい。月曜日の夕方には帰校するが、おそらく、その日が本校最後の日となると思う。

追伸:今日OGにも少し話したのだが、リンクさせていただいている荒熊さんのブログに凄い祝辞が載っている。今、私のブログを見ていただいているすべての方に読んでいただきたいコトバである。特に、本校OB・OGの諸君に告ぐ。是非とも読んで欲しい。http://cacaochemise.blogspot.com/

4 件のコメント:

  1. 大阪にいれたら行きたかったんですけどね、、、
    あたしも、南のOGやったら珍しい方向に進んでるから(笑)、将来自分の立場で地球市民たることができるように、いっぱい勉強します!
    9年間、おつかれさまでした!( ´・ω・` )

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  2. ぱかぱか君、コメントあいがとう。秋田の帰りにあえてよかったよね。頑張って、牛も犬も十分見れるようになってなあ。また会おうな。

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  3. 中村です。2011年3月25日 17:40

    上記の祝辞、読ませていただきました。
    昨今、正しさを振りかざしたが故の揉め事が、悲惨な事件に繋がる事が多いですよね。
    自分の事ばかりだったり、人の事ばかり気にしたり、どうも「バランス」が悪い気がしています。

    本音を伝える勇気と同時に、本音を「抑える」勇気も、同じく大事なのではないかと感じております。
    受け入れてもらいたいと欲する前に、受け入れる器を持つのが先なのだろうな。そんな風に思います。

    本題とズレてましたら、ごめんなさい。

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  4. 中村君へ。この祝辞には、かなり哲学的な命題がある。「公」と「私」の二律背反や一般意思における正義とはなにか。それをどう自分の中でどう整理するのかといった問題だと思う。それが本題やね。

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