2011年3月16日水曜日

「断念」の3.16

3月16日は、私にとって特別な記念日である。今日を期して、Kiva Japanからアフリカの人に融資すると決めて長い間待っていた。大震災のことも非常に気になっているのだが、地球市民としてのスタンスも決して忘れてはならない、と思う。スターターキットも手に入って、私の『コード』で$25分の融資ができるはずだったのだが、どうもうまくいかない。クレジットカードからしか融資できないシステムになっている。英文のKivaのHPで、学校から電子辞書を持って帰ってこなかったからよけい困っている。結局、Kiva Japanのボランティアさんににメールで問い合わせをし、その指示待ちという羽目になってしまった。今日はもう無理のようだ。次は、私の誕生日であり、ピーター・オルワ氏の命日である22日を、融資の日とするつもりでいる。ところが、融資しようと思う人が次々出てきて、次々変わっていく。凄く良いことだが、本当に一期一会である。
一応、私が融資しようと考えていた人を紹介したい。今日の画像は、その人の画像。下記の英文は彼のプロフィールである。

Peter is a 38 year old businessman. He is married and has two children, aged 3 and 7. He sells vehicle spare parts to better his family’s living standard. He also works as a mechanic to get more income. He has been running his business for five years and has employed one person. He was introduced to Faulu Kenya by his friend. Through Faulu Kenya, he has learned how to save his money. He is also able to get loans easily from Faulu Kenya. He hopes to replenish his business stock so as to increase his income, grow the business and employ more people. He has requested 70, 000kes to buy more spare parts.

ケニアのパーツ屋さんで、名前はピーターさんである。やはり、ピーター・オルワ氏への思いを大事にしたい。そう考えたのだった。結局彼には融資できそうにない。本当にゴメンナサイ。

ところで、原発はさらに危機的状態である。自衛隊がヘリでなんとか水をまくプランが浮上したらしい。上空がかなりの放射能濃度らしく作業を断念したようだ。自衛隊員の安全性が確保できないかららしい。高度な政治判断だろうが、もし私が隊員ならどうするかと考えている。またそれを指示する責任ある立場ならどうするかとも考えている。
私は、所詮大震災の大きな影響もない大阪で、ノホホンとブログを書いているにすぎない。形而上のコトバは吐くまい。ウィトゲンシュタインではないが、「語ってはいけない。」と思う。現場で頑張っている方々の英雄的な踏ん張りに期待するしかない。日本を救おうと奮闘している彼らのサポーターとしての熱い思いが彼らの英知と勇気と疲労を克服する力を奮い起こすと私は思う。頑張ってください。

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