2026年1月12日月曜日

イラン 革命防衛隊の動向は?

https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_83882/
イランの革命防衛隊(画像参照)の動向が注目されている。この組織は、イスラム革命時に、旧パーレビ王政に近いとみなされた国軍に対抗して設立され、兵士数こそ少ないものの事実上国軍より上位に位置している「イスラム革命政権」を守るための軍事組織である。この辺は中国の共産党政権を守るための人民解放軍と似ている。しかも人民解放軍同様に商業活動を許されており、イラン経済の約1/3を動かしているようだ。ただ、革命防衛隊の中でも急進派や穏健派に分かれており、一枚岩ではないらしい。また、100万人規模のバスィージという保守的な民兵組織を持っている。

今回のイラン危機を左右するのは、この革命防衛隊の動向だろう。果たして「神の敵」とされた政府批判に走る一般民衆に強硬な姿勢で臨むのか、否か。

もしさらに多くの死傷者を出したとしたら、アメリカとイスラエルが革命防衛隊の基地に攻撃を加えるだろうことは、十分予想できる。アメリカとしては、イランが弱体化すれば御の字という大前提(パーレビ王制の皇太子がアメリカに亡命中だが、彼をイランに送り新米政権を打ち立てるというは、あまり現実的ではない。)のもと、必要性があれば介入するかもしれないが、国際社会を納得させる大義が必要である。前述(1月8日付ブログ参照)の「保護する責任」(R2P)に該当するかどうか、が鍵となる。

一方、経済制裁下でイランの安価な石油を買っている中国としては、正反対の立ち位置である。ただ、国内の治安事情の悪化の中、イラン介入を行えるかか否かというジレンマがありそうだ。ちなみにロシアはそれどころではないのが現状。いずれにせよイラン情勢から目が離せない。

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