倫理ではなく、地理総合なのでできるだけ簡潔に重要なことを教えたい。仏教は上記の教材を中心に、教えたあと、やはり上座部仏教と大乗仏教の対比や、日本の仏教の基盤となっている「一切衆生悉有仏性」の説明(空・唯識・如来蔵の大乗仏教の哲学)は必要かなと思っている。
日本の重層的な価値観のPowerPoint教材については、古代の自然との共生、農耕社会における集団主義、中世の仏教の無常観、前述の天台の「一切衆生悉有仏性」から派生した鎌倉仏教、近世の朱子学などが主要テーマとなる。これと和辻の「間柄的存在」を対比するつもりである。本当は本居宣長なども入れたかったのだが、川端康成のノーベル賞受賞講演「美しい日本の私」で締めくくるつもりである。(この画面にアニメーションで、どどーんと登場させる。)さてさて、生徒諸君の反応や如何に。
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