2022年2月17日木曜日

天皇陛下の都市伝説 考

https://www.youtube.com/watch?v=onG_kp-3xj8
あえて、今日あるニュースが流れたので、天皇についてエントリーしたい。YouTubeにあがっていた昭和天皇と上皇陛下に関わる都市伝説で、以前から気になっていたのである。

まずは、昭和天皇の都市伝説で、終戦直前に米軍が東京に原爆を落とす戦略を練っていたという話だ。だが、実際には東京には投下されなかった。それは、昭和天皇が、皇居の御文庫で、渾身の祈りをされており、これを回避することができた、という都市伝説である。

もうひとつは、上皇陛下が激戦地の硫黄島に日米の戦没者の慰霊に行かれたことの都市伝説である。1994年、すでに返還された硫黄島には自衛隊が常駐していたが、激戦地故にかなり恐ろしい体験をしたようだ。しかし、上皇陛下が来られ鎮魂された後は、そのような現象がばったりと止まったという都市伝説である。

私は、この2つの都市伝説を信じる・信じないではなく、あり得るかもしれないと思わせるようなパワーが、昭和天皇にも上皇陛下にも、もっと言えば今上陛下にもあるような気がするのだ。

天皇は、極めて特殊な環境の中で、私心を抑え、ある意味日本の最高の公人としての帝王学を学ばれた存在だ。国民が期待するのは、常に日本国家の幸福(特に平和と豊作)を念じ、そのための努力を惜しまれない姿である。

だからこそ、特に上皇陛下の硫黄島の鎮魂は凄い威力があったのではないかと思うのである。パラオに行かれた時、長い時間礼をされたまま鎮魂をされていた姿をTVで見て私は率直に感動した。もちろん、東北大震災の際に、学校の体育館にある避難所で、膝をつかれ同じ目線で激励されていた姿に感動した。

天皇という存在は特別な存在である。天皇が身につけられるべきことは、私を捨て去り、公に生き抜く覚悟と実践である。明治天皇には、西郷や山岡鉄舟がつき、彼らが理想とする帝王学を講じたはずだ。今上陛下は、最高の理想の「公」を上皇陛下から学ばれたはずだ。愛子内親王が、成人の儀のティアラを黒田清子さんのものを借用されたことに(A家との差が激しすぎて、余計であるが)国民が感激したことも、今上陛下から自然と学ばれたのではないかと思う。昔々戦後直後に、上皇陛下がカメラを所望したところ、昭和天皇は中古カメラを与えられたという逸話がある。私は、それを思い出した。

国民が苦しんでいる時にこそ、本物の公を貫く、これが天皇家なのである。私は女系天皇には反対だが、こういう公人としての覚悟や実践は、東大で身につけれるものではないだろうと思うのだ。

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