2021年9月28日火曜日

マレーシア考現学

みさこうDAYである。今日は私が「マレーシア考現学」として、マレーシア研究の成果を披露した。まずは、マレーシアの地理的な話。次に歴史的な話、大航海時代の最終局面で、マレー系の地域に宗主国イギリスが、中華系、インド系をマレーシアに呼んだこと、独立時にイギリスの多民族共生を条件としたこと。もちろん、各民族の紹介も十分しておいた。インド系の奇祭タイプーサムはかなりインパクトがあったようだ。

社会科学的に見た場合、ブミプトラ政策がなぜ必要だったか。経済格差を埋めるための方策で、少しばかり実際の政策も披露。

その後、連邦憲法からマレーシアを見ると、このブミプトラ政策に関係が深い、国教・国語問題、スルタン制の問題などを紐解きながら解説した。高校生には少しばかりハードルの高い内容ではあるが、政治経済を習っていれば、なんとか理解できるだろうと思う。

実際、参加者には好評だった。内容が内容だけに本当に興味のある生徒しかいなかったのだからだけど。(笑)私としては、2年間温めてきた企画だっただけに、大満足である。

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