特に、会長候補たちには、具体的な公約があって、大人顔負けである。それぞれがインパクトのある演説であった。三崎高校の偏差値は決して高くないが、そんな数字をはるかに超えた高校生の姿がそこにある。
大阪などでは、だいたい生徒会の顧問が一本釣りをして生徒会役員を頼みこみ、役員数だけが立候補、投票というよりは承認のようなカタチが多かったように思う。それに対して、意欲を持って生徒会に立つ、といった志のようなものがあって、実にいい。聴衆である一般生徒も真剣に聞いていて、演説の内容を吟味して投票しているようだ。
放課後、選挙結果が放送で流れると、校内各地でおおっとかキャーとか歓声が上がった。何より、塾にいた生徒たちが(塾内では聞こえにくいので)講師共々全員が廊下に飛び出て結果に聞き入っていた。(笑)それだけ関心が高いわけだ。(大阪では考えられない。)
会長候補の3人は、戦いが済んで、3人が3人とも塾にやってきて、英語や数学を学んでいた。負けた2人は内心忸怩たるものがあるだろうに、それを出す様子もなく共に学んでいた。それがまた嬉しいではないか。
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