2021年9月12日日曜日

地理総合サンプル問題を解く

地理総合のサンプル問題は。大問1が人口問題、大問2が災害問題、大問3が平成の大合併にまつわる問題。これまでの「公共」「歴史総合」と比べて、違和感が少ないのは地理の試験がそもそもこういう表やグラフ、地図などの資料を基に解くことが常態化しているからだろうと思う。https://www.dnc.ac.jp/albums/abm00040332.pdf

面白いと思ったのが、大問3である。その中でも問4。合併した上越市でそれぞれ異なる課題があるのではないか、中心部でも商業施設の立地変化が起こり買い物弱者が生まれているのでは推論し、現地図書館でスーパーマーケットの立地変化を調べたのが、今日の画像にある地図である。●▲■は、カ:1979年営業あり/2020年営業なし、キ:1979年営業あり/2020年営業あり、ク:1979年営業なし/2020年営業ありと度の組み合わせが正しいかという問題である。ヒントとしては、70歳の住民のかつては高田駅前の商店街にはデパートをはじめ様々な施設があったが商店街は閉店が目立つというインタヴューが添えられている。

●と■の数は同数、▲は1つ。●は市街地内にあり、■は市街地周辺にも広がっている。正解は当然①となる。そんなに難しくないのだが、問題としては実に面白いと思う。

…これで公共、歴史総合、地理総合のサンプル問題を見てきたのだが、実際に現場でどう指導していくかは実に難しい。三崎高校で見せてもらった教科書は、依然暗記のデパートであることには変わりない。知識の部分と推論などの思考力UPの止揚が求められる。

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