2020年10月28日水曜日

米国大統領選挙 民主党考

https://www.scmp.com/comment/opinion/article/3106701/trump-or-biden-implications-china-and-rest-asia-next-four-years
いよいよ11月3日の米国大統領選挙が近づいてきた。現大統領閣下は、とんでもない人物であり、自由貿易を破壊し、COP21パリ協定を脱退し、弾劾すべき人物だと私は考えてきた。しかしながら、最近の対中国共産党との経済戦争(軍事的なものに変化する可能性もあるが…。)の真意を鑑みると、中国共産党とズブズブの関係にあるメカ=バイデン(TV討論で80歳の候補者は他所からの指令を受け発言していた)より、いいのではないかと思い始めている。今、世界が求めているのは、中国共産党の仕組んだ危機(コロナ禍、ファーウェイの5G問題、人民元の電子マネー化、チベット・ウィグル・内モンゴルへの非人道、香港問題で見せた国際法違反ならびに人権問題、台湾、南沙諸島、尖閣諸島への軍事的挑発など)を打破するアメリカの力であると思われる。こんな中で、民主党の変化を指摘する記事が出ていた。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62672

今回は要約するのではなく、この記事に対する私論を展開したいと思う。一言で結論を言ってしまえば、民主党は「平等」を党是にているはずだが、今やエリート知識層の利益代弁者となってしまっている。ブルーカラーや黒人などのマイノリティは、オバマ政権下で経済格差拡大の犠牲になり、見捨てられたカタチになっている。それを拾い上げたのが前回の大統領選でのトランプである。それを忘れ、民主党有利の予測を信じて酔っているというものだ。

教科書的に言えば、共和党は「自由」、民主党は「平等」という二律背反した党是をもっているはずだった。ところが、民主党は本来の姿を失ったというわけだ。イリノイ、インディアナ、ミシガン、オハイオ、ペンシルべニアといったラストベルトのブルーカラーは、民主党から見捨てられてしまった。意外に民主党は黒人に対しても優しくない(共和党よりはマシかもしれないが…。)し、オバマケアの保険制度も欠陥があったようだ。

私は、どっちかというと民主党のマイノリティを大事にする「平等」の党是のほうが好みである。まあ、象よりロバのほうが好きだし。(笑)ワシントンD.C.のユニオン駅でもロバのポロシャツを購入したくらいだ。だが、今回の大統領選、決して好きではない大統領閣下に勝ってほしいと思っている。メカ=バイデンとその息子にまつわる中国スキャンダルが決定的になった。アメリカの州に等しい日本にとっても、中国共産党のなすがままになるのは、極めて危険だからだ。

といって、大統領閣下が今回勝ったとしても、その任を解かれた時、韓国のように様々な訴訟にまみれ、塀の中に入る可能性さえ囁かれている。次の大統領選も共和党が勝って、ニクソンの時のように恩赦してもらうしかない。大統領閣下の背水の陣に期待したい。

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