YouTubeで、先日たまたま「浦沢直樹の漫勉」というのを見た。そういえば、昔々小学生のころ、私も漫画家になりたいと思っていた。漫画の描き方などという本も持っていたし、Gペンやマルペンなども買って少し書いていた時期もあった。
日本文化の一つとして、今や漫画は欠かせない存在である。アニメもだが、その元はやはり漫画である。その漫画を描いている姿というのは、あまり見ない。YouTubeで、浦沢直樹は手塚治虫の仕事場をNHKがルポした番組を見ていたと語っていた。実は私も見た記憶がある。意外にTVをつけっぱなしにして、大家が”ながら制作”をしている姿に驚いた。
小学生の私が漫画家をあきらめた理由は、実は”烏口”がなかったからだ。これがないとコマ割りができない。”烏口”とはいかなるものか、わからなかったのである。後に高校でデザインを志し、いやというほどこの”烏口”を使うことになるのだが…。
私は漫画家という仕事の才能は、半分が画力、半分がアイデアだと思っている。生半可なデッサン力では書けない。決してリアルでなくてもいいのだが、うまいと思うのは、この浦沢直樹と小林まことである。二人とも柔道の漫画を描いているという共通点がある。(笑)私のような非才な者には、とてもとても及ばない画力であり、さらにアイデア力もしかりである。ならなくてよかった職業の一つだ。しかも、締め切りに追われ、制限されたページ内に収め、しかも次回につなぐという構成力も要求される。実に多彩な能力が要求される仕事だと思う。
とにかく、漫画が描かれるシーンは、なかなか興味深いもんだ。興味のある方は是非。
https://www.youtube.com/watch?v=4fIE98UOijY&t=1906s
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