オックスフォード大学 |
静岡県知事が、日本学術会議の任命を一部拒否した問題に対しての発言である。ウィキで知事のことを調べてみたが、どちらかといえば右派な学者政治家である。比較経済学が専門らしく、早大の修士課程の後、オックスフォードで博士号を取っている。梅棹忠夫の「文明の生態史観」を発展させた独自の海洋史観を発展させたとある。ふーん。日本史の時代区分を元号ではなく政権所在地にするべきだと唱えているらしい。習近平と会った親中派である。反対する県議に対して、県議会にはヤクザがいるとか、反対する議員には文化力がないとか暴言を吐き、後に陳謝している。暴言癖もあるようだ。気骨があるというよりは、自分が一番優秀で正しいと信じて疑わない人物らしい。
私が、感じるのは「傲慢」という一言である。早稲田の院で修士号を取り、オックスフォードで博士号を取り、早稲田の教授になり、様々な経歴があるけれど、あの母子をひき殺し無罪を主張する元日本学術会議の81歳の男と同じ匂いがする。
この発言に対しては、学歴差別だという批判が多いらしい。同様の発言を、教師が授業や研修会で公言すれば、きっと問題視されると思う。たしかに差別的な発言かもしれないが、私はもっと皮膚感覚で嫌な感じがする。自分は優秀な学者で偉いのだという「傲慢」さがプンプン匂う。実に不愉快な発言だ。県議会のように後で陳謝することになるのではないか。
実は、首相にとっては実にありがたい発言だったという論説もある。日本学術会議の問題は単に6人の問題ではなく、首相が狙っているのは野党やマスコミがワイワイ騒げば騒ぐほど、様々な問題が炙り出される事だというわけだ。一昨日エントリーした”Drain the Swamp”日本版である。
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