これまでの勤務校ではそれぞれ野球部があった。商業高校は軟式で、元気はあったが、あまり強くなかった。工業高校では、硬式で強かった。ベスト16くらいまで残ったこともある。進学校でも硬式だったが、無茶苦茶弱かった。男子が少ないし、グランドも狭いので強くなれと言う方が無理。大阪大会第二位の記録的大差で負けたこともある。最後の体育系普通科も硬式で、部員120人、公立(高校)の雄といっていいほどの強豪校だった。春の近畿大会にも出てOT高校に負けたこともある。なんと投手は阪神の藤波だった。私は、よく応援に行ったものだ。野球部の強さは男子の数と比例するわけだ。
さて、三崎高校は軟式野球部である。三崎高校は小規模校なので、進学校同様部員数が少ない。しかも、部員には(帰省している)寮生も多いので夏休みの練習もままならない。一昨日は、広いグランドに塾生の2年生T君一人だった。教頭先生(専門は体育である)とキャッチボールをしていた。昨日は1年生のK君(彼も塾生だ)と2人。T君がピッチャー、K君がキャッチャーで投球練習をしていた。彼らは同じ伊方町内の中学出身の先輩後輩だが中学には野球部が無く、完全高校デビューである。
私などの年代は、小学生時代の遊びは野球しかなかった。毎日野球。ちょっとした空き地を見つけては三角ベースの野球。野球の上手い奴は尊敬されていた。私は勉強はそこそこできたので、学校ではそれなりの尊敬(?)を受けていたが、野球は実力本位の弱肉強食。同学年のチーム(別に大人の指導者がいたわけではない)に入った時、ユニフォームに当時好きだった阪神の辻佳紀と同じ背番号29をつけていたが、外野だった。キャッチャーミットも買ってもらっていたが、ついに試合で使う場面はなかった。(笑)それもそのはず、ヒットを打った記憶がない。
月曜日は、T君とキャッチボールをしたりもした。昨日今日とバッターボックスに立つくらいはできるので協力した。今日は、塾の講師陣に、「ちょっと手伝ってやって。」と言ったら、皆喜んで行ってくれた。帰ってきたら、みんな凄い汗をかいていた。(笑)
「がんばれベアーズ」という米映画が昔あった。とんでもなく弱い少年野球チームが強くなるコメディ映画だが、三崎高校の野球部は、今はまだ初期のベアーズ状態のようだ。がんばれ”みさこう”ベアーズ。
2020年8月7日金曜日
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