妻が、またまた面白い記事があるで~と教えてくれた。マサイの青年がスマホで綴った話が日本語の本になったらしい。私自身は、あまり詳しく読まなかった。なぜなら、購入すると決めたからだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/14579898/
マサイはケニアやタンザニアで自由に遊牧生活を送っている、いやいた、いやいやまだまだ送っている…と、複雑な事情を抱えている人々だ。アフリカ・ウォッチャーからすれば、伝統的な生活を送る彼らは魅力的だが、現実に観光業に依存している人々も一部(というには、少ないかもしれない)いる。まさに、市場経済と伝統の狭間で生きている人々であるからだ。
昔々、2003年にケニアに初めて行った時、コーディネーターのピーター・オルワ氏が、ケニア独立の時、もしマサイが戦闘に参加していれば彼らが政権を握ったと思うと言っていた。ケニアの人々にとって、マサイは特別なエスニック・グループである。彼らは少数派だが強い。半端無く強い。そう考えている。幸いと言うべきか、彼らはそんな政治的な問題には無関心で、結局多数派のキクユの人々が政権を握ったというわけだ。マウマウ団の乱を起こし、ケニアを独立に導いたのはキクユの人々だった。ちなみに、ピーター・オルワ氏はルオの人で、個人的に別にキクユを毛嫌いしているわけではないが、ケニアの政治的現状では常に野党側に位置する。
余談はさておき、この新刊本を注文した。明日には大阪の家に届くはずだ。これで何冊目になるのだろう。妻の一時帰国後に私の手元に届くはずだ。
2018年4月15日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿