http://www.thedailyeconomist.com/ 2017/12/yuan-denominated-oil-contract- finally.html |
その最大の武器は「大豆」である。現在、中国がアメリカから輸入している大豆は、総輸出量の57%~62%にものぼる。これに25%の関税を中国はかけるというカードを切った。中国にとっても大豆輸入量の85%にあたるわけだが、国内の増産体制を推進すると共に、アメリカの代わりにブラジルやアルゼンチンなどからの輸入を進めるのだろう。これによって、最大の損害を受けるのは、共和党の地盤・ファームベルトである。反トランプに動いたら、中間選挙のための打ち上げ花火が落下して大やけどを負うわけだ。(ただし、もし中国が南米から大豆を大量に輸入した場合、価格が高騰し迷惑するのは日本であると思うが…。12点男はポチである日本にアメリカ大豆を無理矢理、買わせるかもしれない。)
中国は、行政機能不全に陥り、ツイッターでどんどん発信するだけの12点男とは違い、こういう状況を想定して、商務部・外交部・財政部などの行政組織が万全の準備を進めてきたというのがこの論文の主旨だ。しかも習おじさんの母校清華大学経営管理学院に顧問委員会というのがあって、国家副主席でやり手の習おじさんの右腕・王岐山、アメリカのゴールドマンサックス・アップル・マイクロソフト・フェイスブック・モルガンチェースなどのCEOらがこのメンバーであるという。この顧問委員会の人脈を使い、これからの戦略を練ると共に仲介を得て話合いで落ち着くだろうと考えているらしい。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9912.php
…この米中の貿易戦争、普通に考えれば中国に正義がある。自由貿易を守るために中国は戦うという姿勢は、これから先の世界をリードする姿と重なっていく。このままいくと、世界の覇権を握っていたアメリカの破局点があの12点男によって創られるのかもしれない。
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