2018年3月29日木曜日

インド人街の上座部寺院

マレーシアには、日本語のフリーペーパーがいくつかあって、なかなか面白い。SENYUM(セニョーム)という月刊誌の今月号に「ブリックフィールズを歩こう」という特集があった。ブリックフィールズとは、KLセントラル駅周辺のインド人街のことである。
http://www.senyumpress.com/

ここに、スリランカ系の仏教寺院があると書いてあった。上座仏教の寺院は未だ見たことがない。スクールホリデーとはいえ予定がない。幸い天気も晴天ではない。では、と言うことで妻と行ってみた。650番のバスで1本である。バス通りから少し裏手に入ったところに寺院はあった。以前インド舞踊を見に行った場所のすぐ近くだった。入り口には蓮の花の噴水。(上記画像参照)
やはりカラフルな仏像であった。涅槃仏が本尊の横にもあったりして、意外な本堂だったし、ストゥーパ(釈迦の遺骨が納められているとされる塔)も当然ながらインド風。ちょうど居合わせたご婦人と娘さんが礼拝をしていた。道教のような礼拝形式であった。KLは多民族・多宗教の街であるが、上座部の寺院まであったとは驚きである。KL、実に奥が深いのである。

もしかしたら、ネパール系の寺院まであるかもしれない。マレーシアでは、英植民地時代の名残か、グルカ兵(ネパール人)以来の伝統で、法律で警備の仕事はマレー系とネパール系の仕事とされているようだ。この英植民地時代の名残は、インド人街の小学校でも生きていて、ここの小学生はみなネクタイをしていた。ケニアと同じである。こういう発見は、PBTのスクールホリデーが一般の学校とずれている故のものである。

その後、インド人街の店を覗いたり、バナナやジャックフルーツのフリッター(天ぷらですな。)を買って食べたりもした。妻の最大の目的であるインドの石けんも手に入れた。ほとんどジャランジャラン(散歩)のようなものだったが、曇天であったのが幸い。(KLでは、カンカン照りの晴天は外出に適していないのだった。)

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