S先生が帰国されるのを受けて、F40Aの最後の授業が4限目にあった。ふと、最後の授業の写真を撮って差し上げようと思ったのだった。いつ頃突入するのがいいか、難しいところである。あと15分というところで、第3教室をノックをしたのだった。
幸い、S先生も非常に喜んで頂けた。私自身が、今まで望外の喜びを代々の生徒や学生諸君から頂いてきた。実は、そのお返しという意味合いがある。
教師は、そんなに給料が高いわけでもない。カネの為に職業を選ぶとしたら教師はありえない。私は生徒・学生こそが私の財産であると思っている。初めての担任の時、結婚式の翌日に、大いに祝って貰った。23歳の青年教師だった頃だ。妻とそろいのTシャツを贈られ、ネーム刺繍までして貰っていた。今は聞くことも出来ないが、カセットテープに当時の2年4組の生徒諸君の声が入っている。以来、卒業や進級の際には本当にいい目をさせてもらってきた。苦労もするけれど、それらの信頼に裏打ちされた体験こそが私の財産である。S先生はベテランの先生であるし、これまでも同様の経験をされてきたと思うが、それでも、私はカメラを持って突入したい、と思ったのだ。
マレーシアの学生達は、日本同様、こういう人情の機微をわきまえている。それが嬉しいし、異国の地で頑張れる基盤ともなっている。
S先生、お元気で。後は私がF40Aを引き受けます。東京に進学する生徒が出てきたら、お世話をよろしくお願いいたします。
2018年3月20日火曜日
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