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色とりどりのマレー系の生地屋さん |
日本では、センター試験の日である。1時間時差があるので、こちらでは9時40分から、浪人生のA君の「倫理」の試験が始まった。彼が力を出し切れるよう祈っていた。その後、妻と650番のバスでチャイナタウンの終点に向かった。今日の目的は、終点からさらに北にあるトゥンク・アブトゥル・ラーマン通りへ行くことである。ここは、マレー系の人々が多い下町で、たくさんの生地屋さんが集まっているところだ。
たくさんのマレー系の屋台が集まっていて、様々なモノが売られている。ジュース屋さんやスイーツ屋さん、ケバブの店なんかも多い。生地屋さんは、その屋台の後ろに控えている。この辺はチャイナタウンとよく似ている。生地屋さんのほうも、人が集まるので邪魔だとは感じていないらしい。意外と共存関係にあるんだとか。(住まいと暮らしで見る多民族社会マレーシアの記述より)
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カラメルのプリンケーキ(RM3)はなかなか美味でした |
妻は、ここがかなり気に入ったらしい。バスの終点からひたすら歩いた。LRTの一駅分歩いて、日本のSOGOまで行ってきた。ここはミッドバレーのイオンなどに比べて日本の製品は少なくて、本当に「そごう」なの?と思うくらい、地元になじんでいた。この辺りは、かなりマレー系の人々が多い。普段、タマンデサやミッドバレーでは中国系の方が多いので、違和感というのではないが、ちょっと感じが違うのである。妻に言わせると「マレーシアらしい街やねえ。」同感である。途中、イスラム系の本屋さんに立ち寄った。もちろん、書籍はクルアーンを始めとした宗教書だし、アラビア語やマレー語なので手に取って見てもよく分からない。タイトルを見て、これはハディースの本だなとを見当をつけるくらいである。面白かったのは、木製のムチのようなものが売られていたことだ。RM60。数珠の集合体のようなカタチ。本当にムチなのかどうか、また国費生の学生に聞いてみようと思う。
帰路、マスジット・ジャメに寄ろうと思った。マスジットとはモスクの意味である。KL最古のモスクである。だが、入ったところが悪かったのか、細かな禁止事項が書いてある。妻もショールを持っていないと言うので(頭髪を隠せないという意味である)、今回はやめにした。Tシャツは無地でないといけないともあって、私もサウスダコタのバッファローのTシャツだったのである。(後で調べたら観光客用のレンタルの礼拝服があるようだった。うーん、残念)
クアラルンプールの下町。なかなか趣があって良かったのだった。次は、もう少し北にあるチョウキットと呼ばれる市場に行ってみようと思う。
…さて、A君の1年間の戦いの総決算。結果が楽しみである。
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