
さて、これも久しぶりの再読なのだが、ノモンハン事件と独ソ不可侵条約の関係性について詳細に述べられている。スターリンは、ノモンハンに全力どころか死力をつくす。日本軍が手探りでソ連の軍事力を探ろうとしたのに対し、スターリンは本気以上で関東軍殲滅に出たのだ。ここで、勝つことが、ドイツとのポーランドやバルト三国、フィンランドの分け前を得ることにつながったからだ。日本もいい面の皮である。
そんなことは、詳細な現代史の資料を顧みなければわからない。親英派のリトヴィフから、モロトフに外相が替わった時点で、スターリンの外交の転換を読み取らねばならなかったわけだ。たしかに、この頃の欧州外交は奇々怪々である。こういうところまで書いているトコロが凄いと、私は思うのだ。多少難しかろうと、どんどんと読み進んで新たな発見と疑問が生まれる本は貴重だ。
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