2016年11月4日金曜日

アフリカで爆買されるロバ 哀歌

http://afric-africa.vis.ne.jp/essay/walk02.htm
WEBのニュースで見たのだが、アフリカのロバが中国の爆買いの対象になっているとのこと。なんでも中国の漢方の生薬としての需要らしい。中国本土では、ロバの供給減となり価格が高騰したらしい。それで、アフリカのロバが狙われたのだとか。かなりの札束で顔面を張るような感じで爆買いしたようだ。ブルキナファソは、ロバの禁輸を決定したという。ロバの価格高騰につられ、アフリカでは他の家畜も高騰しているらしい。

グローバリゼーションの仁義なきマーケット主義の典型的な話である。あまり中国の悪口は書きたくないが、「限度」という語彙は中国語にないのだろうか、と思う。

アフリカに行くと、よくロバに出会う。農村でも都市でもロバはよく働いている。決して幸せな環境にはないと思うが、漢方薬のために殺されるのはもっと悲惨だ。アフリカに行った時、ロバの悲しげな目をよく見ていた。個人的に私はロバが大好きでなのある。だから、こういう欲望にかられた話にはよけい怒りがこみ上げる。

ウルグアイのムヒカ大統領のリオ+20のスピーチをロバを爆買している中国人に贈ろうと思う。「貧乏な人は、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。」

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/

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