ボゴ・ハラムの関連地図 http://globalsolutionspgh.org /2013/05/boko-haram-and- the-fight-for-nigerias-north/ |
それに対して、ナイジェリアでは…。
そう考えると胸が痛い。ボゴ・ハラムの女子生徒拉致事件。今日の毎日新聞朝刊には、ロンドンで、マララさん(パキスタンで原理主義者に襲撃された女子高生だ。)が、ナイジェリアの女子生徒を姉妹と呼び、世界にこう呼びかけたとある。「同じことが起きないようにするには声を上げることが必要だ。私たちが黙っていたら、こうしたことが拡散して、次々に発生するだろう。」「イスラム教は信者に教育を受けさせることの義務や他者への寛容を説いている。」「(ボゴハラムは)イスラムの教えを理解していない過激集団だ。」
一方、イギリスのキャメロン首相は議会で「(拉致は)悪魔の行為」と厳しく批判、ナイジェリアの治安部隊による救出作戦を支援するため専門家グループを派遣すると発表した。マリや中央アフリカに軍事介入しているフランスの外相は、国民議会(下院)で「救出するために現地周辺の仏軍戦力を利用し、特殊部隊を展開する準備が整った。」と述べた。これで、アメリカと英仏が救出支援に動き出したということになる。
一方、AP通信によると、ボゴ・ハラムがカメルーンとの国境の町で市場を襲撃300人ほどの死者が出たという。
鉄(武器)と血(兵士)で、ボゴ・ハラムに制裁を加え、拉致された女子生徒を取り戻すしかないのだろうか。現実的には、必要悪なのかもしれぬ。だが、その鉄と血の連鎖が新たな遺恨を生むことは間違いない。
とにかく、今は、マララさんのように、声を上げることから始めたい。人間は、ムスリムも、キリスト教徒もブディストも、そしてすべての地球にする人々は、悪意より善意のほうが上まわっている。誰しも幸せを求めている。そして、今や全ての地球に住む人間はなにかしら繋がっている。自分の幸せを求めるなら、他者の幸せを踏み台にしてはならない。それだけは少なくとも合意できるのではないか。
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