2014年5月17日土曜日

毎日 スーダンからの衝撃

http://www.tamilnetonline.com/petition-
to-pm-amnesty-in-support-of-eelam-tamils/
さきほど毎日新聞朝刊を読んで衝撃を受けた。「キリスト教改宗、死刑判決」ハルツームの裁判所が15日、キリスト教徒の男性と結婚した妊娠中の女性に対し、異教徒との性的交渉をもった故に、むちうち百回の刑と、(結婚による)イスラム教からキリスト教への改宗が「背教の罪」にあたるとして死刑判決を言い渡したという。

スーダンは1983年以降シャリーア(イスラム法)による統治が行われており、こういう裁定が下されたらしい。この女性は、そもそもイスラム教徒の父、エチオピア出身のキリスト教徒の母との間に生まれた。幼児期に父と離れ、母にキリスト教徒として育てられたとも伝えられている。

当然のように、アムネスティ・インターナショナルは非難声明を出しているという。(画像はアムネスティ・インターナショナルのロゴの1つ。)

…シャリーアで統治するということは、現代ではこういうカタチになるのだろうと思う。ボゴ・ハラムの女子生徒集団拉致事件とともに私は大きな衝撃を受けた。イスラムの「神の決めた絶対的な法」という概念と、キリスト教という「神の法」をもたない「人が決めた法=人権」のぶつかり合いである。おそらく両者の正義は平行線である。衝撃を受けた多神教的な風土に住む私は、沈黙を守るしかないのだろうか。

…このところ、世界が先鋭化しているように思う。冷戦時の構造が完全に崩れ、極めてスキゾな世界になっていることだけは間違いない。

http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000m030038000c.html

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