マララさんのナイジェリアの少女拉致へのメッセージ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140507/k10014270881000.html |
さらに、ナイジェリアのイスラム原理主義、ボコ・ハラムが、大変な事件を起こした。キリスト教系の学校を襲い、女子生徒を多数拉致したのだ。これはさらに大きな衝撃を世界に与えた。彼女たちを売り飛ばすという声明を発表したのである。
サブ・サハラ=アフリカで南アを抜いて、GDP1位になり注目が集まる経済大国ナイジェリアだが、政府のガバナンスは極めて脆弱なことを露呈した。世界中からも非難が集まっている。当然のことだと思われる。
アメリカは救出に向けた専門家チームを派遣するという。このまま、アフリカのイスラム原理主義者たちが暴走を続けることを、世界が許すことになれば、冷戦後の混迷はさらに増すことになる。これは、フツーのイスラムの人々も同じ思いではないかと私は思う。アッラーがこのような暴走を是とするとは決して思わない。
それにつけても、一神教の世界は我々にとって理解することが難しい。白黒があまりにはっきりしていて、対立が対立を呼ぶ世界である。構造的暴力を確立した欧米側も正義だとは言えない部分もあるが、今回の事件、あまりに痛ましすぎる。これが、神の描いたシナリオだというのだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿