奈良教育大学キャンパス |
今日、昼休みにいろんな奈良教育大学のESDの取り組みの話をした。奈良と言う地は、そもそも世界遺産がたくさんある。(文化遺産としてくくると2つになるわけだが…。)そこで、ユネスコの提唱するWHE(世界遺産教育)をメインに研究を進められている。WHEについては少しだけこのブログでもふれたことがある。(8月28日付ブログ参照)今日はきっちりと、T先生の論文から、その趣旨を少し引用させていただくと、WHEには、3種類の教育がある。
1.世界遺産についての教育
①その世界遺産についての知識や価値を知らせる
②世界遺産をめぐる問題を考えさせる
③世界遺産サイト内の住民の生活を理解させる。
2.世界遺産のための教育:行政の政策も含めて、世界遺産に接する態度を考えさせる。
3.世界遺産を通しての教育:世界遺産をケーススタディとして、ESDにつなげていく。
T先生の論文より借用しました |
また、ブルキナでは、奈良教育大学OBでJICAの理数教育専門家のM氏(9月26日付ブログ参照)と出会った。凄い人だった。サバイバル・フレンチで、堂々と理数科教育の根幹を指導していたのだった。(M氏はもともとケニア所属すなわち英語圏の専門家だが、次々とお呼びがかかり、フランス語圏の理数科教育にも携わっていたのだった。)
生徒に、こういう話をしていると、自分が本当に幸せ者であると思える。G君がもしかしたら、アフリカの理数科教育に携わる日もくるかもしれない。私は英語もできないし、アフリカでは社会科の教師なんて何の役にもたたないが、私の教え子たちは違う。いわば私は種まきをしているのだ。花は彼らが咲かせてくれるだろう。そう思うと、教師はいい仕事だなあと思うのである。何はともあれ、祈!合格。
先生のESDで芽生えた世界を変える力が、毎年、南から輩出されていく事をここで知り、私自身も力になります!
返信削除どういった目標の生徒には、どういった種をまいているのか、これからもいろいろ紹介していって下さい。
最近、アフリカ開発経済学を教えている国語科の3年生から、大学生になったら是非アフリカに行きたいと言う声が届く。キベラスラムを訪問したいそうだ。行くなら道祖神の早川千晶さんのスタディツアーで行けっ!と激励している。うれしいよなあ、ありがたいよなあ、と思うのであった。
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