さてさて、今日はまたまたアフリカの話を書きたい。現代社会の授業で、アフリカにおける農村と都市との移動の話をしていた。交通事情も悪いのに、彼らはよく移動する。ケニアの国道など、メンテナンスが悪くて、アスファルトにたくさん穴ぼこがあいていたりする。そこを猛スピードで車が走っていく。アフリカのドライブは、十分心臓に悪いのである。(笑)
特に、ケニアには、マタツー(マタトゥー)という乗り合いバスがある。日本で言えば、トヨタのハイエースといった商業車が、小型のバスに改造されている。これが、ケニアの交通の主力だ。ナイロビ市内を循環するものや、郊外を結ぶもの、長距離といろいろある。私が、JICAで、ケニア視察旅行をした頃は、ちょうどスピーカーでレゲェをガンガン鳴らしながら走るペイントした派手なマタツーは禁止になった直後だった。早川さんの『アフリカ日和』には、そのマタツーのことが書かれていて、粋なあんちゃんの箱乗りとかを楽しみにしていたのだが、あまり見れなかった。その代わり、多くが日本車で、なんとか幼稚園とかのペイントがそのまま残っていたり、どこどこの消防署と書かれた救急車型もあったりで、何度も大笑いしたのを思い出す。そんな思い出話が、生徒は大好きなようだ。その乗り方も、アフリカらしく、満員すし詰めで、ヤギを車中に乗せたり、ニワトリを抱えて乗る奴もいるし、長距離のものなど満員になるまで出発しない。だが、ポレポレ(ゆっくりいこう)なのだ。そう、何事もポレポレ。それでハクナマタタ(問題ない)。アフリカの人びとの、そういうたくましさが私は大好きだ。何人か、是非乗ってみたい!と言ってくれた。いつの日か、実現させて欲しいなと思う。
<今日の画像は、Googleで集めたマタトゥー図鑑といったところ。参考までに。>
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