2010年2月1日月曜日

猶余忠義塡骨髄


 木曜日以来ブログを休んでいました。仮想世界ゲームの報告書をひたすら書いていたのですが、ふとブログを開けてみると、前回の投稿にコメントが入っていました。唯一の読者である、ブルキナに滞在中の荒熊氏かと思ったら、成毛眞さんという方でした。さっそくリサーチをかけると、日本マイクロソフト社の元社長で、有名な実業家の方でした。思いもかけないことです。しかもありがたいことに、成見さんのブログに、私のブログのことを載せていただいていました。感激です。

アフリカをなんとかしなきゃ ブックマーク | 18:59
 『民主主義がアフリカ経済を殺す』の書評を書いているときに見つけたブログだ。高校教師によるものだ。プロフィールを見ると51才。いきなり昨年12月にブログを始めたとのことだ。進行中の仮想世界ゲームが面白い。「英語DE南北貿易ゲーム」というのもすごい。さすが大阪市立南高校だけのことはある。

 なにより嬉しかったのは、私が一切記すことをせず、こそっとリンクの一番下にに載せている勤務校のことをこのように表現いただいたことです。
 成見さんの著書に『本は10冊同時に読め!』というのがあることを知りました。私も10冊とはいかないまでも何冊か同時読みをしています。その中の一冊は、日本の名著29藤田東湖です。水戸学が気になり、回天詩史を読んでいます。今日のタイトルは、その一節『猶余忠義塡骨髄』(猶お余す忠義の骨髄に塡つるを)としました。私は前任校の工業高校で15年、ひたすら時を待っていました。もちろんその頃の教え子は勉強は苦手でも素直な男子が多く、精一杯勤めあげましたが、本校に赴任して、「教える喜び」・「ともに学ぶ喜び」を得ました。本校の生徒のためになることなら何でもさせていただこうという気持ちだけは誰にも負けないつもりです。
 とはいえ、今や、公立高校の同一校勤務は10年が原則です。残すところ後2年余りとなりました。
 私は、ここ5年ほど、本校をユネスコ・スクールにしたいと、何度も校長に提言してきました。ユネスコ・スクールの集会にも毎年足を運び、昨年のユネスコ・スクールの大阪国際高校生会議にも生徒を連れて参加しました。知り合いの先生からまだ申請しないのですか?と言われ続けてきました。しかし、諸事情があり、なかなか進展しないままです。実は今日は、その出張があったのですが、とある理由で断念しました。
 もう時間がありません。2年では私が責任をとれる体制づくりは無理だと思っています。…とは言え,『猶余忠義塡骨髄』なのです。焦る気を抑えつつ、自分に何ができるかを常に問いかけていきたいと思います。

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