2010年2月16日火曜日

追想ピーター・オルワ氏のことⅠ


 昨日、”ナイロビの水虫”を書いていて、ピーター・オルワ氏のことが出てきました。あれから少しピーター氏をWEB上で追ってみました。興味のある方は是非検索してみてください。ピーター氏は、サントリーの昔懐かしいCMを歌っています。視聴して涙が出そうになりました。「あれはスワヒリ語で歌ったんやね。」と英語、日本語、スワヒリ語、キクユ語、ルオ語、それに大阪弁もしゃべれるピーター氏が教えてくれたのでありました。ケニアで彼から聞いた様々な話や歌は、私たちケニアJICA教員派遣研修旅行のメンバーの宝物になっています。我々の同窓会は、彼が他界した後ピーター会と命名されています。誰からも愛されたピーター氏なのです。
 彼は、着いたその日、我々にケニアの歌を教えてくれました。JAMBO BWANAという歌です。Jambo! Jambo bwana Habari gani ? Nzuri Sana! Wageni mwakaribishwa Kenya yetu hakuna matata ! Kenya inchi nzuri Hakuna matata
 彼は、適当にアドリブで日本語を入れながら、コミカルに歌います。演歌も得意でした。素晴らしいエンターテーナーであったのです。ケニアから帰国後まる1年たって、ピーター氏が、バンドのメンバーとともに、ピースボートの仕事で大阪に来た時、本校にも来てもらいました。全校生徒の前でアフリカンダンスを披露し、最後はこのJAMBO BWANAを歌ってくれました。放課後、任意の質問会をもちました。会場の会議室が満杯になるほど生徒が集まりました。ピースボートのマネージャー氏がシャレで、「質問は英語でもいいですよ。」と言ったら、本当に生徒が英語で質問をしました。ピーター氏は、流暢な英語で答えたあと、大阪弁に訳し直して生徒の心を見事に溶かしてしまいました。その時歌ってくれたのが、MALAIKA です。スワヒリ語で「天使」の意味。アフリカ特有の結婚システムに悩む男性の思いを歌ったものです。本当に素晴らしかった。思いだすと涙が出ます。
 その夜、在阪メンバーを中心にケニアの仲間が集まり、ピーター氏とバンドの仲間と梅田のビアホールへ。シャンべ(アフリカンドラム)を持ち込んだピーターバンドは飲めや歌えの大騒ぎ。近くで飲んでたグループも合流して凄いことになりました。しかし、サントリーのCMソングにはシーンとなりました。何故なら彼らはサッポロビールの社員さんたちだったのです…。

 追記:ついに我ブログに読者が増えました。勝河哲平さん、読者登録ありがとうございます。これからも抗生物質を毎日飲みながら頑張って書きたいと思います。よろしければコメントも気軽に書き込んでください。

2 件のコメント:

  1. 成毛さんのブログ経由で来ました。
    名前がなぜが逆になっていましたが、修正しておきました。
    またコメント書かせていただきます。

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  2. さっそくのコメントありがとうございます。よろしくお願いします。

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