2022年5月13日金曜日

今年のドラフトに注目している

https://news.yahoo.co.jp/articles/fdfd4626a873e9e1caba7584c4d196dec547ad6c?page=3
高校野球の選抜大会で、大阪のOT高校がむちゃく強く、他の強豪校から戦力差がありすぎて面白くない、などという批判が噴出しているらしい。私の前任校・大阪市立のH高校は、公立の雄であるが、常にOT高校やR高校にぶち当たっては甲子園への夢を絶たれてきた。高校野球の純粋さや教育の一環としてのあるべき姿など、いろいろと考えさせられるのだが、WEB記事で意外な事実を発見した。

H高校出身の東洋大学のH投手が今年のドラフト1位候補なんだそうだ。身長188cmの長身で、156㎞の速球を投げ、フォークもあるらしい。今年4回生なので、私はマレーシア&四国に行っていた故当然知らない。H高校時代の戦歴も書かれている。主戦投手となった3年夏時は3回戦でR高校に敗退している。(毎度のことである。)阪神や西武、ソフトバンク、広島などのスカウトが有望視してくれているようだ。今は抑えをやっているらしいので、できれば阪神に入って、藤川球児投手みたいになってくれれば、と期待が膨らむ。

https://draftrepo.blog.fc2.com/blog-entry-3552.html

星新一の「明治の人物史」

学園の図書館で、星新一の「明治の人物史」(新潮文庫)を借りて、通勤時間に読んでいる。これがむちゃくちゃ面白い。星新一と言えば、ショートショートである。その星新一が、明治の人物を10人挙げてその人物像を書き記している。ショートショートとは全く違う作品である。なんか変だなと思いつつ先日借りたのだ。

中村正直、野口英世、岩下清周、伊藤博文、新渡戸稲造、エジソン、後藤猛太郎、花井卓蔵、後藤新平、杉山茂丸というラインナップである。野口英世、伊藤博文、新渡戸稲造、後藤新平、そしてエジソンはビッグネームだが、他の人々は聞いたことがない。この人選が不可解で、後の解説から読み出した。

この10人は、新一の父星一と関係が深い人物たちであったのだ。父・星一はアメリカに留学していて帰国、星製薬会社を起こした明治人である。アメリカに長年いた関係で、多くの著名人との関係が結ばれ、帰国後もそういった人脈でつながっていた。息子である新一が、父のためにそういう人物を掘り起こし、明治という時代の良さを書き連ねているのである。

それぞれ興味深いのだが、中でも、新渡戸稲造についての記述は実に面白い。他の人物も含めて、少しずつエントリーしていこうと思う。

さてさて、ちょっとだけ学園のことにも触れておきたい。この一週間は、中間考査直前で、しかも2・3年生の記入式の模試が行われた。何年ぶりだろうか、模試の監督をしたのは…。懐かしい思いにふけっていた。先日You Tubeを見ていたら、関関同立合格者総数で、我が学園はかなり頑張っていて、上位に位置していた。大したものである。久しぶりに見た他教科(特に英語/100分)の問題などかなり難しかった。生徒諸君は。果敢に挑戦していた。さすがである。

2022年5月11日水曜日

移民の世界史


昨朝のアクシデントの間、すっと座って学園の図書館から借りた本を読んでいた。「世界史を移民で読み解く」という玉木腸と産業大学経済学部教授の本で、「物流は世界史をどう変えたのか」の作者である。物流の本は実に興味深かった。今回借りたのは、そういう前書の延長線上にあるとともに、L君が「移民・難民」のゼミに入ったからである。第一部は、教科書の世界史的な共通部分が多いのでぶっ飛ばして、第二部から読んだのだが、印象に残った内容をエントリーしておこうと思う。

ポルトガルは大航海時代の敗者ではない:ポルトガルと言えば、大航海時代である。しかしながら、オランダ、イギリスに、スペインと共に敗れた国家というイメージが強い。しかしながら、アジアなどでは、ポルトガル人が残って商業ネットワークを形成していたわけで、この話は以前、東南アジアの華僑・印僑ネットワークについて書かれた本(マラッカ海峡物語等)で知っていた。ところで、このポルトガル人ネットワークは、ニュークリスチャン(レコンキスタ後にキリスト教徒になった人々:主にユダヤ人)であったこと、新世界(主にブラジル)と本国とアジアが結ばれていたこと。すなわち、オランダはアジア限定だったのに対し、はるかに巨大なネットワークを国家というバックがなくとも築いていたことなどが描かれていた。

黒人とユダヤ人が起こした「砂糖革命」:世界史上最大の移民といえるのは奴隷として渡った黒人であろうと著者は述べている。ところで、黒人奴隷という言葉から最も連想されるのはアメリカ南部の綿花プランテーションではないだろうか。事実は、砂糖のプランテーションの方が主であった。最初、大西洋・モロッコの西方にあるポルトガル領マディラ諸島(奄美大島くらいの面積で温暖な気候である)で行われていたが、次にギニア湾にあるサントメ島(現サントメ・プリンシペ)、そしてブラジルへと拡大していった。黒人奴隷の移動は、17世紀から18世紀にかけて、イギリス領のジャマイカ、フランス領のハイチ、スペイン領キューバなどカリブ海への移動が増加している。これらが砂糖プランテーションである。オランダは、第二次英蘭戦争後、スリナムと現ニューヨークを交換したが、カリブ海のオランダ植民地でスファラディー(15世紀にイベリア半島を追放されたユダヤ人)が砂糖栽培をすでにやっており、オランダの植民地でのプランテーション経営を成功させるとともに、他国の植民地に移住、プランテーションを次々に成功させた。タイトル通り、黒人とユダヤ人が砂糖革命の主体だったのである。

大英帝国に拡散したスコットランド人:スコットランドの歴史家によると、17世紀の人口は100万人程度で他国に渡った人口は20万人だという。そもそもスコットランドは農業生産性が低く、移民はセーフティーネットであった。スコットランド人は傭兵としてオランダで重宝された。同じカルヴァン派であったことが大きい。北欧のプロテスタント国にも多く、30年戦争でも活躍している。面白いのは、その後大英帝国(=イングランド)が覇権国家となっていくとともに、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどに移民していくことになる。しかも一箇所に集まらず拡散したようだ。
もちろん、従来どおりイングランドにも移民していて、蒸気機関の改良者として有名なワットはスコットランド人である。企業家も多かった。彼らはプレスビテリアンであるがゆえに、英国国教会にしか許されなかった公職には付けなかった。イングランド人とスコットランド人の区別をつけることができなかった明治日本にもお雇い外国人としてエンジニアが多く来日している。ちなみにグラバーもスコットランド人である。イングランド人とは微妙なスタンスであったが、その興隆を利用して飛躍したといえよう。

…こういう蘊蓄を大事にしたい。長距離通勤は疲れるけれどこういう読書の時間が確保できることに感謝したい。

2022年5月10日火曜日

今朝のJR宝塚線遅延

https://www.bigjiro.xyz/takedao_spring/
6:39に津田駅を出て、9:50すぎに三田駅到着。とりあえず座っていたからいいものの、 3時間以上かかった今朝の通勤であった…。車内放送によると6:44に塚口駅でお客様と接触云々。その後、この新三田行きがどうなるかも含め情報が二転三転。JRもかなりパニックになっていたようだ。我が新三田行きは、大阪天満宮で長い間停車していた。最初はJRのみの振替輸送の案内が、地下鉄や阪急、阪神、近鉄まで名前が出てきた。どう乗り換えても三田には行けないので、動かざること山の如しと決めた。

最初は尼崎までの東西線の各駅に電車が1つずつ停まっていたようだ。ようやく事故現場の検証が終わって、一駅づつ進んで尼崎に着いた。私の乗った新三田行きは回送にはならず、そのまま宝塚線に入った。遅れを取り戻すべく急いで走ってくれたのだが、今度は新三田の手前の駅で、また電車がつながっているようで結局、武田尾駅でまたずっと停車していた。…やれやれ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f5fd2a32f228d13f89e68bed74e9c920616de66

8:00すぎに、学園に連絡を取った。今日は2限目から授業があったのだが、どうも授業時間には間に合いそうもない。できれば後の時限に動かしていただけないかとお願いしておいた。中間考査が近いのである。授業がぶっ飛ぶのが一番困る。

三田駅について、神戸電鉄に乗り換えようとしたら、驚いた。駅に学園の生徒がたくさんいたからである。聞くと、みんな遅延らしい。さきほど書いたように宝塚線が動き出したのはかなり遅かったし、新三田手前では駅ごとに電車が詰まっていて、1時間ぐらい最寄り駅で待った生徒もいたらしい。私だけが遅延だと思っていたのだが、生徒は無茶苦茶多い。(後で知ったのだが、今日の1時限目は全校的に自習となったらしく、明日は7限目までの授業となり7限目に今日の1限目の授業となった。)

問題は私の2限目である。15分ほど遅れて教室に向かったら、ありがたいことに、電話の内容が3学年の職員室にちゃんと伝わっており、私の代わりに(本来なら3限目の)数学の授業が行われていた。そう、私の授業は3限目に変更になっていた。ありがたいことである。…いい学校である。

2022年5月9日月曜日

昨夜のサイレン

上が高速、側道が下になっている。この辺だと思われる。
我が自宅のすぐ近くに高速道路と側道が走っている。この側道、ライダーにとっては交通量が少ないので走るのを楽しむのには格好の道らしい。夏などはB族らしき多くのバイク音が聞こえたりすることもしばしばである。

昨夜23時頃だろうか。改造バイクやスピード違反を取り締まる警察が近くで張り込んでいて、急にサイレンを鳴らし、停車をアナウンスした。パトカーなのか白バイなのか全くわからないが、とてつもなく大きく聞こえた。

こっちは5:00起きの身で22時には絶対就寝している。寝込みを襲ったサイレン音。以来、寝付かれず今日の通勤ではコックリコックリとしてしまった。警察の立場もわからないのではないが、うんざりしていることも事実である。…先日の地震の際よりもその後寝付けなかったのだった。

2022年5月8日日曜日

スターリニズムは死んでいない

https://globe.asahi.com/article/14393000
ここ2日間、沿ドニエストル共和国の話題をエントリーしたが、共産党独裁という政治体制には、必ずスターリンの亡霊がつきまとうと私などは思っている。目的のために手段を選ばない。他者(国民)の人権や幸福実現の権利は、すべて共産党のイデオロギー(というより権力維持と党存続といったほうが正確だろう。)より下位に置かれ、ドクマ的に抹殺される。

沿ドニエストル共和国には、言論の自由などが憲法に記載されているが、それは実際には守られない。それどころか、ソ連時代のような密告が奨励されて、反政府的・半社会主義的な言動は弾圧される。プロレタリア独裁というとなにかお花畑的に聞こえるが、何のことはない、職業的革命家(ボルシェビキ)がノーメンクラツーラに変化したに過ぎない。中国でも、紅軍はには当時正義があったかもしれないが、今現在の共産党はは同様のノーメンクラツーラで、もっとはっきりと反社会団体化しているといったほうがわかりやすい。(でないと、上海を始めとした地獄のようなロックダウンやナチ以上のウィグル弾圧は説明できない。)

スターリンは、恐ろしく猜疑心の強い独裁者であり、反対者を粛清し続けた。ソ連邦内外を問わず社会主義国では、人間性を破壊するような密告と猜疑の警察社会を作り上げた。ウクライナもその例にもれないと私は思う。ロシアへの敵愾心は、スターリンの大飢饉政策や民族移住政策以来のものだ。ロシア系住民もまたウクライナへの敵愾心を植え付けられている。報道機関はプロパガンダ機関にすぎず、国民は真実を知らされない。それ故猜疑心が増幅されていく。これらは、ソ連時代以後先天的な国民感情となっている。グルジア出身のスターリンは、民族問題の専門家で、レーニンに認められたという経歴を持つ。非支配民族は常に敵なる民族を作り出され、その対立構造の中で、ある時はこちらの民族、ある時は違う民族に援助することで対立を恒常的に煽ってきた。仕組まれた政治的な混乱があれば支配が強化できるからに過ぎない。スターリンの死後もこの状況は変化していない。

ソ連時代、ロシア系住民を各共和国に移住させたのもその一環である。沿ドニエストル共和国では、ウクライナ系も移住した。軍という暴力装置を十分にきかせてモルドバをルーマニアに取られないための措置である。ソ連・ロシアはエネルギーをその支配装置として使っている。結局のところ、「私」なのである。少なくともマルクスが目指した共産主義の「公」は存在していない。

独裁制は、人間性をも破壊する。エゴのみが国民の自己保存の糧となる。権力者主体の政治体制は実に危険であると私は思う。だから、ウクライナ戦争についての真実を知ることは不可能のように思えるのである。共産党独裁さらにその後継たる地域の、陰険かつ狡猾なスターリニズムは死んではいないのだ。

マレーシアにいた頃、開発独裁の政権下にあった。外国人である私にとっては直接関わりはなかったが、言論の自由は、国王・国教・国語・ブミプトラ政策などについて制限されていた。ただ、それ以外は自由で政権批判も普通に行われていた。だから、同じ独裁という語が使われているが、ソ連・ロシア・各共和国や中国、北朝鮮などとは決定的に違うと思う。マスコミがちゃんと存在意義を発揮しているからだ。

今の日本は、開発独裁ではないが、マスコミが何かに忖度して本来の機能を失っている。本来報道すべき内容を報道していない。ここ何年かそういう状況が続いていて、私は民主主義の存続に大きな危機感を持っている。もしかしたら、SNSが発達してきたからこそそれが見えてきたのかもしれない。日本にもひたひたとスターリニズムが迫っているような、嫌な悪寒がする。

大阪、三田、岩国を結ぶ元地方政治家のHが関わる上海電力の問題など、その最たるものだ。

https://www.youtube.com/watch?v=vSK4E0qYQew&ab_channel=WiLL%E5%A2%97%E5%88%8A%E5%8F%B7

2022年5月7日土曜日

沿ドニエストル共和国 考 2

https://tabippo.net/transnistria/
沿ドニエストル共和国は、未承認国でありながら完全に国家の体をなしている。91年の独立以来スミルノフの独裁が続いたが、2011年シェフチュク、2016年にクラスノセリスキーがシェリフという国内のコングロマリットの支援を受けを破り当選。2021年再選された。スミルノフの時代は北朝鮮並みの独裁体制であったが、幾分自由化が進んだようである。とはいえ、レーニン像が立ち並び、現在でもソ連内国家が存在しているような感じであるらしい。

経済面では、ヨーロッパでは最貧国なみだが、モルドバの他の地域に比べパフォーマンスがよいので、商品も豊富にありモルドバより価格も安い。ただし、全員が平等なのではなく、極度に裕福な層と底辺に二分され底辺の人々が平等に貧しいという状況である。

現大統領を支援し当選させた国内の大企業「シェリフ」(建設業・カジノ・スーパーマーケット・ガソリンスタンド・スタジアムとサッカーチーム経営・通信事業など)は、スミルノフ元大統領の一族の経営であるらしい。第二代大統領のシェフチュクが黒幕だという話もあるらしい。またワインやコニャックをつくる有名企業「クヴィント」もある。工業生産物の輸出はモルドバより多い。

一方ロシアの武器を莫大に貯蔵しており、国際的な武器密輸疑惑で非難されている。今回のウクライナ戦争でも、どういう動きをしているか微妙なところで、情報が出たとしてもその真実は不確実である。様々な憶測が憶測を呼ぶ。日本や欧米の感覚では信じられないほど相違があるそうだ。これは、旧ソ連諸国共通の体質ともいえることであるらしい。